飯島直子の牛丼“紅ショウガ10袋持ち帰り”で論争勃発 適正量を大手3社に聞くと……
画面に映る紅ショウガが少ない?
紅ショウガの場面は飯島直子が袋からテイクアウトした商品を取り出すところから始まるのだが、「おろしポン酢牛めし」(税抜420円)の並盛と推測される丼が1つと、トッピングの「半熟卵」(同70円)と、そして大量の紅ショウガの袋だった。
少し脇道に逸れるが、松屋の公式サイトには「主に関東地方の松屋では『プレミアム牛めし』を販売しております」と明記している。「プレミアムおろしポン酢牛めし」は税抜480円と60円高い。
ところが飯島は、ただの「牛めし」を持ち帰ってきた。これはかなり珍しいことなのだ。
2019年2月にITmedia ビジネスオンラインは「380円の“高級”牛めしを推す松屋が320円の牛めしをあえて温存するワケ」の記事を掲載した。
この記事によると、実はプレミアムではない「牛めし」を関東地方で販売しているのは《茨城県が5店、栃木県が6店、群馬県が10店、埼玉県が2店、千葉県が2店、神奈川県が3店、東京都が6店》だという。
ネット上では「松屋はプレミアム牛めしより、ただの牛めしの方がプレミアム」という意見も散見され、食べログなどには提供店舗で実食した際のルポなども投稿されている。そもそものっけから、飯島直子はレアな牛めしをテイクアウトしたようなのだ。
本題に戻ると、確かに飯島が机に並べた紅ショウガの袋は多かった。画面に映った袋を数えてみると10を超えている可能性が高いようだ。
大量に使うためか、彼女は前もって何袋も破いて準備しておき、箸を使って丼の上に載せていく。
しかしながら、とても10袋ほどの紅ショウガを載せている気配がしない。せいぜい半分の5袋ぐらいだ。
そのため画面に映る丼には、まだまだ充分なスペースが存在する。だが、紅ショウガを載せる作業は中断されてしまう。
画面には字幕が表示され、「紅ショウガ&大根おろし ミルフィーユ」と紹介された。そこに半熟卵を載せると、なかなか見栄えがする。卵の黄色と白、大根おろしの白、ねぎの緑、紅ショウガの赤、そして牛肉の茶色が美しいグラデーションを描くのだ。
そこに飯島はポン酢をかけて食べ始めるのだが、見た目の美しさは変わらない。何より美味しそうだ。
ネットの記事だけを読むと、「10袋も使ったら紅ショウガばかりで牛丼の味がしないだろう」、「そんなに多くの紅ショウガを乗せたら丼は真っ赤になるはず」といった印象を抱いてしまうが、番組を見ていると違和感は少ない。本当に彼女は牛丼に紅ショウガを10袋もかけているのだろうか。
論より証拠、冒頭に再現写真を掲載したが、ご覧いただけただろうか。編集部がテイクアウトしたのは千代田区内の松屋だったため「プレミアム牛めし」の並盛だったが、そこに紅ショウガを10袋分載せると、ご覧のように丼が赤色で埋め尽くされてしまった。
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