草津町長をセクハラ告発の元町議 過去には「美智子さま」直訴騒動も

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 日本一の名湯をピンク色に染めた、女性町議の爆弾告発。町長が町議と肉体関係。場所はガラス張りの執務室……と驚愕の中身だが、渦中の町議と上皇后さまとの間には、意外な過去が。

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 一方の町長は全否定で、刑事告訴に続き、民事でも女性議員を提訴した。衝撃の展開に連日、ワイドショーは恰好のネタにしたが、当の群馬・草津町の町民は意外と“静か”だという。

「あの新井さんて町議も、相当変わったところがあるからね……」

 と含みをもたせて言うのは、さる町議会関係者である。

 除名され、「前町議」となった新井祥子さん(50)は、2011年に初当選。草津では初めての女性町議としておおいに期待を集めたが、

「その直後に、驚愕の騒動があったんです」

 と、さる町議が言う。

 草津では毎年8月、「草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル」というイベントが開かれる。これは現上皇・上皇后両陛下が臨席される特別なもので、

「終了後のちょっとしたパーティーに、われわれ町議は全員招かれ、整列して両陛下をお見送りするのが通例ですが……」(同)

 当時、皇后だった美智子さまが会釈をしながら歩みを進められたその時である。

「後ろの列にいた新井が列からピャッと飛び出し、傍へ駆け寄るように向かっていったのです。で“皇后さま、ありがとうございます!”と。美智子さまは思わず足を止められ、新井はなおも何か言おうとしていたようでしたが、そこで慌てて周囲が間に割って入り、引き離されたんです」(同)

 宮内庁は事前に「絶対に声はかけないでくれ」と出席者にアナウンスしていた。その上での掟破りに周囲の怒りも一入(ひとしお)だったという。その翌年のパーティーでも、

「彼女は用もないのになぜかずっと美智子さまの周りをウロウロしていた。まずいと思って、“あいつをあれ以上、近づかせてはいかん”と、関係者はみんなすぐに動ける態勢を整えていました。結局、何事もありませんでしたが、冷や汗ものでしたよ」(別の町議)

 そんなこともあってか、彼女は次の選挙で落選。再当選した19年からこのイベント、町議については役職者のみの参加となったとか。

 当の新井さんに聞くと、

「本件についてはお答えを控えます」

「肉体関係」の真偽は法廷へ。

 草津よいとこ一度はおいで。

週刊新潮 1月2・9日号掲載

ワイド特集「窮鼠猫を噛む『女力』」より

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