草津町長に「関係強要された」でも「好きだった」ともいう前町議の女心

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時間湯の常連客

 町長本人の証言。

「全くの嘘です。当日15分ほど面談しましたが、それ以外のことはなかったと断言できます。私の見立てでは、彼女は時間湯の復活のためにそういう行動を起こしているのです」

 時間湯とは上限48度で湯治を行う草津の伝統的な入浴法のこと。黒岩町長は、高温浴は危険があるとして、時間湯の制度を8月から変更し、さらにその指導役だった「湯長(ゆちょう)」を廃止したばかりだった。

「彼女は時間湯の常連客などを支援者としていて、これまでも私の自宅へ夜に押しかけてきたり、朝待ち伏せして、時間湯を復活させてほしいと言ってきたりしていたのです。でも埒が明かないと、私のクビを獲るために、こんなことをでっち上げたのでしょう」

 なんだか、もうもうと湯気が視界を覆うようだ。続けてこう言う。

「彼女はストーカーじみているし、評判も芳しくありません。この騒動で草津へのダメージは相当なものです。恐ろしい女ですよ」

 きれいさっぱり過去を“かけ流す”というわけにはいかなそうだ。

週刊新潮 2019年12月19日号掲載

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