脂肪も世間も燃やすが勝ち? 西野未姫に田中みな実…脱ぎたがる炎上芸タレントブーム

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「わたし、脱いでもすごいんです」。そう言ったのはかつてのエステのCMだが、今は空前の筋トレ・フィットネスブーム。芸能界でも勢いはとどまることを知らず、鍛え上げられた身体を見せつける女性タレントは増えている。

 例えば元AKB48の西野未姫。身長別にスタイルを競い合う「サマー・スタイル・アワード」に向け、2カ月で約8キロのダイエットに成功した。以前もダイエットには成功したものの、太って痩せての繰り返しだった西野。だらしない体形や食生活を隠さず、眉をひそめられながらも、期日に合わせてちゃんと体を絞ってくるのはさすがである。

 その西野、先日の「しくじり先生」では男関係での失敗を赤裸々に語った。恋愛禁止を真面目に守っていただけに、卒業後はタガが外れてデート初日にベッドイン。捨て身のぶっちゃけ話もいまひとつ功を奏さず、騒がしいしゃべり方も含めて下品だとバッシングを浴びてしまったようである。本人いわく、今ではSNS上での自分に対するネガティブコメントにも「いいね!」を押しているという強心臓ぶりだが、またそのふてぶてしい様子も、アンチにとってはカンに触るところだろう。

 とはいえ悪名は無名に勝る。そんな時代を同じく這い上がったのが田中みな実、今では美容知識の豊富さも含めて、若い女性たちのカリスマだ。こちらも先日の「女が女に怒る夜」では、おくれ毛・白ニットワンピ―ス・猫なで声とあざとかわいい3点セットを死守。小柄さを活かしたちょこちょこ歩きとほんわか顔で男性ゲストに迫る。それにデレデレする男性ゲストと田中に一斉にツッコむ他の女性出演者たち、という構図は伝統芸と化していた。女を苛立たせてやっかみに燃料を投じる田中の媚びる姿は、お約束の流れと視聴者も受け止め、「あの場で求められているぶりっこを全力でやりきる田中みな実ってすごい、プロ意識高いし、何よりかわいい」とやんやの大喝采だったようだ。

 そんな彼女もまた、身体をストイックに鍛えてそれを売り物にしている。初の写真集が発売されたが、自慢の鍛え上げた肢体には、男女問わず注目が集まっているようだ。PR用に始めたSNSでは100万人フォロワーを突破、ネットニュースには毎日のように彼女の話題が上る。オリコンランキングでは好きな女子アナウンサー2位に浮上。フリーに転身する前後の、嫌いな女子アナの常連だった頃を思えば、奇跡の大復活を遂げたといえるだろう。

 かたや元国民的アイドルグループ、かたや元キー局女子アナ、というスペックを持ちながら、男で失敗している、というのも絶妙だ。完璧すぎないバックグラウンドは、ストイックな姿勢とセットで好感度を高めてくれる。

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