安倍総理とニューオータニ創業一族を繋げる「神の水」…オカルトセミナー信奉の同志だった

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“若返りの水”

 その他にも、

「丸い5センチくらいのシールを、ホテルの庭園の出入り口などの目立たないところに貼っていた。また、光永さんから“名前に動物が入っている人間は良くない”と言われたらしい。社内には、名前に動物が入っているスタッフもいましたが、そういう人が重役や秘書室長といった、社長の近くで仕事をする役職につくことはありませんでした」(同)

 その光永氏は息子の結婚式のわずか3カ月後に病気で急死。登記簿を確認すると、慧光塾は08年に〈清算結了〉したとある。しかし、それでニューオータニと光永氏サイドの関係が途切れてしまったわけではなく、光永氏の息子が代表取締役を務める会社の登記簿によると、本店は、先に触れたニューオータニの関連会社「テーオーシー」のビルに入っている。

 一方、光永氏死後の安倍総理と光永氏サイドの関係については、15年に日刊ゲンダイが興味深い報道をしている。安倍総理の資金管理団体「晋和会」の2010年分の収支報告書の「少額領収書」を開示請求したところ、「神立(かんだつ)の水」の代金、計3万1920円を事務所費に計上していたことが分かった、というのだ。神立の水を販売しているのは、光永氏の息子が社長を務めている会社だ。

「神立の水は“若返りの水”と称して、光永氏が生きていた時から売られているものです。安倍総理はその効能を信用しきっていました」(総理の知人)

 両者の繋がりを示すのは“神の水”だけではない。光永氏の息子は09年、都内に料理に関するサロンをオープンさせている。すると、それを昭恵夫人が自らのブログで紹介したのだ。

 こうした点について光永氏の息子に聞くと、

「ブログで書けば親密な関係なんですか? 神立の水自体、3年前から販売はしておりません」

 多くは語らないものの、安倍総理サイドと交流があることは否定しないのだ。

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