慶応大教授が下着ドロで人生破滅、その華麗なるキャリア

国内 社会 週刊新潮 2019年12月5日号掲載

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 先見の明に長ける男が、目先の利を追い、破滅した。下着ドロで捕まった慶応大学理工学部教授、白鳥世明(せいめい)(56)のことである。長い時間と労力をかけて彼が築いてきた実績はどんなものだったのか。

 11月17日の午後2時過ぎ、千葉・JR市川駅近くの幹線道路に男性の声が響き渡った。

「警察呼んで!」

 その声を聞いて通報した近隣住人が振り返る。

「がっちりした男性が、白いワイシャツにスラックスのおじさんを追っていました。男性は警察を呼ぶよう叫び、おじさんを捕まえると腰の辺りを掴んでいた。おじさんは暴れまくって逃げようとしていましたが、結局は力尽きて建物の脇にへたりこみました」

 この数分後、通りは赤色灯の光に染まり、十数人の目つきの鋭い警官で埋まる。

 近隣住人は、がっちりした男性の家に干された彼の妻のパンティとブラジャーを、近くに住むおじさんが盗んだことを知った。そして、必死で抵抗していた理由に得心する。肩書が「慶応大学教授」だったのだ。

 事件を報じるメディアは殊更に下着が時価400円だったと書き立てたが、400円で失う名門大学教授のキャリアはどんなものか。

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