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慶大集団暴行、被害者を突き放す大学の姿勢に批判 「慶応には娘を預けられないと思われても仕方がない」
闇に埋もれそうだった「事件」が明るみに出ようとしている。「週刊新潮」が報じた、慶応大女子学生の「陵辱」事案。その本格捜査が始まったのだ。そこで問いたいのは、大学の姿勢。被害者を突き放し、事を「未成年飲酒」に矮小化した姿を見て、福沢翁は何を思うのか。
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慶応大が公認サークル「広告学研究会」の解散を命じたのは、10月4日のことである。告示された処分理由は「未成年者による飲酒」だが、その裏には6人の男子学生による凌辱事件があった。被害女子学生・京子さん(19)=仮名=の母は、「加害者には厳しい処罰を」と語る。...
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慶大集団暴行の捜査開始、加害学生6人が問われる罪は 被害者母は「厳しい処罰を」
〈気品の泉源〉
慶応義塾大学のHPによれば、創立者の福沢諭吉は修学の目的として、この言葉を挙げていたという。
すなわち、
〈人格を備えた社会の先導者となることが、義塾における教育の目標の一つ〉
学問だけではなく、人格も陶冶することによって、卒塾生は社会の先導者たりえる。それを生むことが「塾」の目的だと述べたのである。
しかし、2年後に創立160年を迎える「私学の雄」が直面した、人格破綻の「テキーラ陵辱」を前にしては、この福沢の言葉がブラックジョークにしか聞こえないのは仕方あるまい。...
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