大橋巨泉未亡人とカナダ土産物店幹部の金銭トラブルに、巨泉実弟が反論

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「大橋巨泉」未亡人と土産物店幹部の金銭トラブル(2/2)

 故・大橋巨泉が手掛けたカナダの土産物店「OKギフトショップ」を舞台に、店の幹部と巨泉の未亡人・寿々子氏(71)との間で金銭トラブルが浮上している。2016年には巨泉が、今年7月には創業者のゴードン門田氏が亡くなり、代わって社長に就任したのが、85年に同社に入社した日系カナダ人幹部の山田義之氏(60)=仮名=だった。

 ところが山田氏は、9月9日にバンクーバーで開かれた株主総会で、突如解任を言い渡される。さらに、これまで経営に関わってこなかった寿々子氏、門田氏の娘が役員に選出されることとなった。

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 山田氏が振り返る。

「あまりにショックな出来事でした。門田さんの娘や寿々子さんは、私が代表を務めている会社が、OKの金を使いこんでいる、と指摘してきました。確かに、私の会社はOKに対し、58万カナダドル(約4800万円)の借り入れがありました。しかし、そもそもその会社は夏にしか観光客が来ないカナダで、冬でも特産品を輸出できるように、08年に設立したという経緯があります。巨泉さんは私の会社の株主でしたし、その事業での借り入れを門田さんは承知していました。その内、最近になって借りた20万カナダドル(約1640万円)は近々、カルガリーのショッピングモールで出店予定だった日本雑貨店のためでした。家賃や内装工事のデポジットなどに使っています」

 そうした言い分をよそに、寿々子氏サイドは畳み掛けてきた。

「この数年、OKのキャッシュが5ミリオンカナダドル(約4億1千万円)から1ミリオンカナダドル(約8200万円)に減っていました。理由は運営赤字の補填、また、幹部及びシニア社員が早期退職するにあたり、退職金を多く支払ったり、3店舗の改装をしたり、といったことに使ってきたからです。ところが、それに対しても不信感を募らせている様子でした。もちろん、私的流用をしたという事実はありません」

 減り続けたキャッシュを見て、放漫経営だと断じたのか。株主総会が終わると、彼女らによる役員会議が開かれ、20分ほどすると、山田氏は呼びつけられた。

「その場に“今日限りであなたを解雇します”という主旨の通知書が用意されていて、私は唖然としてしまいました。ついさっきまで社長だったのに、こんなにも簡単にクビになってしまうものなのか、と。さらに、私に段ボールを手渡してきて、“私物と会社の備品を分けてください。私物は1週間後に自宅に届けます”と言われました。仕方なく整理し、会社の鍵や車も没収。わけが分からないまま、タクシーに乗せられ、帰宅したのです」

 あまりに急な展開を予想だにすることもできなかった。無論、山田氏は納得できず、弁護士を雇った上で、寿々子氏サイドに解雇理由について明らかにするよう、コンタクトを図った。

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