「安室ちゃんを政治利用しないで!」 首里城再建支援金集めに楽曲依頼するも批判殺到

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

Advertisement

チャリティーに熱心

 だが、沖縄に縁のあるアーティストは彼女だけではない。それこそ、今井絵理子・防災担当政務官がSPEEDを復活させて、チャリティーコンサートを開くのも手だろう。しかし、

「沖縄県がお願いするとしたら安室さんしかいないと思います。確かに彼女は引退されていますが、『NEVER END』を歌って沖縄サミットを盛り上げるなど、まさに県を象徴するアーティストです。彼女の生き方からして動いてくれる可能性もあるのではないか」(同)

 下地氏は「安室さんには“経済効果”ではなく、沖縄県民の心をひとつにしてほしい」と言うが、何しろ、引退した2018年だけでCDなどの総売上が190億円を記録したトップアーティストである。巨額の復元費用を前に、彼女にひと肌脱いでもらえればと願うのも無理はない話だ。

 だが、これにはネット上で〈安室ちゃんを政治利用しないで〉〈都合いい金儲けマスコットか何かだと思ってるわけ?〉といった批判が相次いでいる。

 芸能記者に言わせると、

「安室は引退以降、オフィシャルサイトやフェイスブックまで閉鎖して、今回の件についてもコメントしていませんからね。ただ、彼女がチャリティーに熱心なのは事実。東日本大震災では、日本赤十字社を通じて義捐金5千万円を贈ったと報じられました。とりわけ今回は故郷の危機なので、“電撃復活”がないとは言い切れません」

 無論、苦しい時の「安室」頼みには違いない。が、令和の悲劇を乗り越えるために熱唱する「平成の歌姫」を見てみたい気はするのだ。

週刊新潮 2019年11月21日号掲載

ワイド特集「パレードと人生行路」より

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。