サッカー日本代表「迷彩柄」新ユニフォーム画像流出でブーイングの嵐

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 サッカー日本代表のユニフォームは2年ごとに刷新されている。だが、まもなく発表されるユニフォームの画像が流出。それが大ブーイングを浴びている。

「製作販売を請け負っているのはアディダスです」

 と日本サッカー協会関係者が明かす。

「アディダスは協会の公式サプライヤーで、年間約30億円を協会に拠出している。彼らはそれをユニフォーム販売の収益によって回収しているわけですが……」

 現在ネットに流布している“新ユニフォーム”はいわゆる“迷彩柄”である。これに対して、

「“戦争を想起させる”“子供に着せられない”といった批判がネット上で噴出しているんです」

 アディダスは、

〈当社の発表に基づくものではございません〉

 との声明を発表し、火消しに躍起である。

 庇うわけではないが、迷彩柄ユニフォームは、伊セリアA・ユベントスなどで先例がある。現在の代表ユニフォームも、武士の防具である鎖帷子(くさりかたびら)のように見えるし、そもそも代表の愛称からして“サムライ・ブルー”である。反戦運動は結構だが、たかが“柄”に目くじら立てるのもいかがなものか。もっとも、

「協会にも苦情が多数寄せられて困っています。アディダスは大口スポンサーなので、“別のデザインにしてくれ”なんて注文はできませんし……。とりあえず、発表の際には“迷彩柄”という表現は使わないようにしないと。いま、代わりの言い回しをいろいろ考えているところです」

 たとえば“にじみ柄”とか? “印象派柄”なんてのもお上品な感じでアリなのでは? ご検討あれ。

週刊新潮 2018年11月7日号掲載

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