ヨーコ・ゼッターランドが日本で見つけた飲食店 美味しいNIPPON

ライフ 食・暮らし

  • ブックマーク

Advertisement

 好きな飲食店や好物の話を聞けば、その人の人となりが解るというもの。ゆえに「名は体を表す」ならぬ、「食は体を表す」なのである 。この企画では、外国籍の著名人の方々にご登場頂き、行きつけのお店をご紹介してもらいます! 意外なお店のチョイスに驚くこと必至! 彼らの食に対する感性と経験が垣間見えちゃうんです。第13回は、ヨーコ・ゼッターランドさん。今回は「長生庵」に伺いました!!

 バルセロナ五輪女子バレーボール、アメリカ代表で銅メダリストのヨーコ・ゼッターランドさん。彼女が手に持つ白いモノはバレーのボール……ではなくて、しらす丼である。

「実は今日、お昼食べ損なっちゃったんで、お店に来るのを楽しみにしていたんです」

 そう話す彼女が本日訪れたのは、東京都中央区築地にある「長生庵」。創業40年を越す老舗のそば店だ。

「アメリカで生まれて、6歳の時に母方の祖母が住む新富町に引っ越したんです。当時は、近所にそば屋さんが沢山あって、おそばには親しみがありますね。ここは仕事関係の方に教えて頂いて以来、10年ほど通っています」

 看板料理のそばの他、毎朝豊洲市場で買い付ける新鮮な魚を使った一品料理も美味しいお店で、

「市場が開いている日は、朝7時から営業しているんです。朝からお酒を飲むこともできますし、ブランチの時間にふらっと来ても大丈夫。夜はお酒とおつまみが充実しているので、様々な楽しみ方ができるんです」

 ただ、来店の際に注文するのは、「しらす丼セット」とほぼ決まっているそう。

「私にとって海鮮といえば、しらす! 小さいころから大好きで、ウニやイクラよりも惹かれますね。そばも美味しいけれど、しらすに夢中です(笑)。こうやって、ごま油をたっぷりかけると……あぁ、美味しい。もう至福!」

 気が付くとセットのそばもぺろりと完食したヨーコさん。だが、現役当時と変わらないスタイルの良さを維持している。その秘訣を聞くと、

「大学を卒業して、アメリカに住んでいた時代、コーチから厳しい自己管理を求められ、食事を徹底的にコントロールした習慣が残っているせいかもしれませんね。それでも、齢を重ねれば代謝が落ちますし、日々食事量は調整しています。なにより、バレーの諸先輩方がみんなスタイルを維持しているんですよ! 私も頑張らないと(笑)」

週刊新潮 2019年10月31日号掲載

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。