少年野球の子どもたちの顔が「暗い」理由――慶應義塾高校野球部を甲子園出場に導いた前監督が自戒を込めつつ分析

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 少年野球の“パパコーチ”として過ごす筆者の土日。夕方5時前、そろそろ練習終了かという頃に始まるダッシュ、5本、10本――「苦しさを乗り越えろ」とばかりに続く。

 アップ、キャッチボール、打撃練習、守備練習、紅白戦等々、すでに子どもたちは疲れていそうである。「みんな、自分から取り組んでいる感覚はあるんだろうか。“やらされ練習”になっているんじゃないか」と毎回不安になるのである。

 鍛えるのは悪くないのだけれども、要するに“やらされ”ムードに違和感がある。...

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