台風19号「ほぼ水没」と警告された江戸川区民の意外な避難先
東京都を代表する「危険地帯」のひとつと言えば江戸川区だ。しかし、まさに“荒ぶる川”の荒川が流れる同区で台風19号の犠牲者が出ることはなかった。江戸川区の人々は、どう難を逃れたのか。
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今年5月発行の〈江戸川区水害ハザードマップ〉は当初から話題になっていた。というのも、「過激」な文言に溢れていて、
〈ここにいてはダメです〉
〈区のほとんどが水没〉
〈より安全な区外へ〉
といった具合なのだ。要は、「水害が発生したら江戸川区に居場所はないから他所(よそ)へ逃げろ!」と、当の江戸川区が警告を発しているわけだ。確かに同区は実に陸の7割が「海抜ゼロメートル地帯」。とはいえ、「区のプライド」をかなぐり捨てたこの警告には、SNS上で、
〈自分が住んでいる区から出ていけと言われるとは思わなかった〉
等々、困惑の声があがったのだった。
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