文在寅が目論む朴槿恵釈放 司法を正すと叫びながら「犯罪者」を釈放という都合の良さ

国際 韓国・北朝鮮 週刊新潮 2019年10月24日号掲載

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 剥けども剥けども新たな疑惑が噴出。そこから、「玉ねぎ男」と渾名をつけられた男がついに白旗を揚げた。14日、韓国のチョグク法務大臣が会見を開き、辞任したのだ。

 娘の裏口入学に息子の兵役忌避、私募ファンドによる不正蓄財疑惑。極めつきはその妻で、夫が法相に就任する直前の9月6日、私文書偽造の疑いで被告人に……。就任前からこれだけの疑惑を背負っていたのだから、わずか36日でのスピード辞任も頷けるというもの。

 それでも文在寅大統領が任命にこだわったのは、

「悲願だった“司法改革”を成し遂げるためです。韓国の検察は強大な権力を握っており、歴代の大統領も、ほとんどが退任後、その餌食になっている。文氏は盧武鉉元大統領の側近でしたが、盧氏も検察の苛烈な取り調べの直後に自殺しています。文氏にとって、自らが同じ轍を踏まないためにも改革の制度設計を担っていたチョグクの法相任命は絶対だったのです」(韓国特派員)

 そんな肝煎り人事も道半ばで頓挫したワケだが、

「辞任は、15日に出席が予定されていた国会の国政監査を避けたいのと、支持率が予想以上に低下したのが大きな理由でしょう。辞任当日に発表された世論調査では、文氏の支持率が大統領選での得票率に並ぶ41%台。これでは、自らの支持者層からも離反が起こりかねず、来年4月の総選挙で与党が大敗する事態も現実的となった」(同)

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