マライ・メントラインが日本で見つけた飲食店 美味しいNIPPON

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 好きな飲食店や好物の話を聞けば、その人の人となりが解るというもの。ゆえに「名は体を表す」ならぬ、「食は体を表す」なのである 。この企画では、外国籍の著名人の方々にご登場頂き、行きつけのお店をご紹介してもらいます! 意外なお店のチョイスに驚くこと必至! 彼らの食に対する感性と経験が垣間見えちゃうんです。第11回は、マライ・メントラインさん。今回は「インビスハライコ 九段店」に伺いました!!

 ある時は翻訳家、またある時はドイツ公共放送のプロデューサー、そしてまたある時は「ワイド!スクランブル」(テレ朝系)などに出演するコメンテーター……とマルチに活躍しているマライ・メントラインさん。

 ドイツ北部、バルト海に面したキール出身の彼女にとってソーセージは非常に身近なものだったという。

「日本のたこ焼き屋みたいな感じでドイツでは街中にソーセージの売店が多くあって、いつも小腹をすかした人で賑わっています。ドイツのものはハーブやスパイスが入っていて、しっかり焼くから香ばしい。日本のソーセージとは味や食感が異なるんです」

 それゆえ、2カ月に1度は、本場のソーセージを沢山食べたい衝動に駆られるそうで、そんなときに訪れるのが、「インビスハライコ 九段店」だ。

 ドイツ・ハンブルク郊外の本社工場で作られた本場のソーセージを味わうことができるお店で、

「冷凍せずに冷蔵で日本に輸入しているソーセージは、生の肉を使用していて、口にすると肉の味がしっかり感じられます」(ハライコジャパン株式会社の磯野さん)

「日本にドイツ料理屋は沢山ありますが、ここほどドイツ各地のソーセージが揃っているお店って意外と無いんです。私らドイツ人からすると、かゆいところに手が届く存在なんです(笑)」(マライさん)

 今回、注文したのは「ソーセージ5種盛合」、「リーズンカリーヴォースト」、「ミュンヘナーヴァイスヴルスト」など。テーブルいっぱいに並べられたソーセージに、

「色味が全然ないね(笑)。でも幸せ! ソーセージにしっかり焼き目がついているのもいいね。ドイツ料理に欠かせないザワークラウトも本場の味! こうなると飲みたくなるのはビールですね」

 マライさんの地元では黒ビールがよく飲まれるそうだが、今日はさっぱりしたグレープフルーツ風味のドイツビールをチョイス。

「ドイツでは昼の12時過ぎたらビールはOKなんで、遠慮なくいただきます!」

週刊新潮 2019年10月17日号掲載

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