関電問題の核心、メディアが触れない「森山元助役」影響力の源泉
「関電」が震え上がった「高浜原発のドン」呪縛の核心(2/2)
福井県高浜町の元助役から関西電力幹部に多額の金品が渡っていた問題。相手が畏怖の対象ゆえ金品を返せなかったとする幹部の釈明が伝えられるが、どうもしっくりこない。なぜか。元助役の“隠然たる力”がいかなるものか、その核心が抜け落ちているからである。
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この問題に関する報道では、元助役の森山栄治氏は地元の有力者と紹介されるだけ。原発に詳しくて地元に顔が利く、という範疇から出ない。関電幹部ともあろう有力財界人が金品を返せなかったのは、決して機嫌を損ねたり激高されるのが嫌だったからではあるまい。...