キャバクラ嬢に学ぶ仕事術 入店から半年、週1出勤でナンバーワンになれた理由

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隙あらば先輩キャバ嬢の指名客もゲット

 こうしたテクニックを駆使し、入店からわずか半年でトップになったユミさんだが、やはりそこは女だらけの世界。人間関係での苦労も絶えないようだ。

「私がナンバーワンになるまで、圧倒的な人気を誇っていたのは“ユウ”さんという専業のキャバ嬢でした。歳は私の2個上。ユウさんはとても気配りの行き届いた人で、お店にもほぼ毎日出勤していましたね」

 しかし、ユミさんが彼女を追い越してからは態度が一変、今では口も聞いてもらえない状況だという。

「“ユミ”と“ユウ”って名前が似ているので、酔っ払ったお客さんが指名間違いをしちゃうことがよくあるんです。そういう場合だと、私も自分指名の新規客かなと思って接客してしまうので、お客さんが『久し振り~』とか『この前の話なんだけどさ!』と話し出して会話が噛み合わないことで、ようやく指名ミスに気付くんです」

 その後、指名間違いをした先輩嬢の客を、自慢のサービスでちゃっかり自分の指名に変更させたというユミさん。どんな状況でも抜け目なくチャンスを掴む姿は、もはや“セールスレディの鏡”とすら思える。

 週1出勤にもかかわらず、彼女が半年という驚異のスピードでナンバーワンの称号を掴めたのは、効率的で無駄のないタイムスケジュールと、それを可能にするコミュニケーション術にあるようだ。

 最小限の労力で最大限の利益を生み出すための仕事の効率化と、それを可能にする日々の下準備は、水商売でなくとも見習うべきなのかもしれない。

取材・文/ますだポム子(清談社)

週刊新潮WEB取材班

週刊新潮 2019年10月8日掲載

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