テコンドー協会ボイコット騒動「合宿自腹」「コーチは実績なし」選手が怒りの告発

スポーツ 週刊新潮 2019年10月3日号掲載

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〈テコンドー選手が合宿ボイコット〉(9月12日付スポーツ報知)
〈テコンドー強化合宿に多数選手が不参加の意向〉(同日付サンスポ)

 スポーツ紙がこう報じた、テコンドーのボイコット騒動。当事者であり、男子80キロ級で全日本選手権を8連覇した江畑秀範選手が改めて説明する。

「全日本テコンドー協会は、月に1回くらいのペースで強化合宿を開くんですが、1回あたり数万円から10万円の費用を選手が自己負担しなければなりません。こうした事情もあって、5月27日に協会側に意見書を提出しました。しかし、期限であった6月30日までに回答はなく、9月17日から25日に予定されていた合宿に、招集されていた28選手のうち26選手が不参加の意思を表明したんです」

 残りの2名は学生選手だったというから、つまりは自らの責任で判断を下せる「大人」の選手は全員が合宿をボイコットしたことになる。

「全選手」が反旗を翻すという異常事態――。その背景には、金銭面に留まらない選手たちの協会不信が大きく影響していた。

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