TBS「国山ハセン」が新番組「グッとラック!」に起用 “そりゃないよ”という人々

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“ハセン効果”で視聴率は上昇!?

 TBSの10月改編説明会が10日に行われた。同社によると、今回のテーマは“若返り”。その目的を担う新番組の代表が、立川志らく(56)がMCを務める朝の新情報番組「グッとラック!」(平日・8:00)だという。

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「立川志らくで若返り?」と思う方もいるだろう。デイリー新潮は9月11日に「『立川志らく』がTBSの朝の顔に 他局幹部は『全面に出ない方がいい』とアドバイス」の記事を掲載。コメンテーターとしては抜群の才能があっても、MCがうまくいくとは限らないという声を紹介した。

 ライバル民放キー局で番組制作に携わる関係者は、こう解説する。

「『グッとラック!』は志らくさんだけでなく、タッグを組む局アナの国山ハセンさん(28)も目玉の1人と考えられています。『アッコにおまかせ!』(日・11:45)や番宣CM『今夜のTBSは!』を担当するイケメンハーフで、今やTBSの顔。現在、レギュラー出演している報道番組の『Nスタ』(平日・15:49)での評価も良いですからね」

「Nスタ」のメインMCは井上貴博アナ(35)だが、ハセンアナと、タレントキャスターのホラン千秋(30)という“ハーフコンビ”も主婦層に人気があるという。

 このハセンアナ、父がイラク人で、母が日本人。「ハセン」はアラビア語で「美しい」の意味だ。身長は178センチ。女性自身は18年5月20日(電子版)に「『Nスタ』抜擢理由は目力だった! 国山ハセンアナの魅力」の記事を掲載している。番組プロデューサーの“ハセン評”の一部を紹介させていただく。

《120人もの番組スタッフや全国の記者が取材してきたニュースを最後にお茶の間に届けるキャスターに必要なものは“目力”だと思っています。原稿を読むのがうまいことはもちろん、いかにカメラ目線で自分の言葉を伝えられるかなのです》

「目力効果の賜か、『Nスタ』は、ハセン・ホランのコンビで視聴率を上昇させてきました。ちなみに先日の視聴率は7.8%。ライバル『スーパーJチャンネル』(テレビ朝日系列・平日・16:50)とデッドヒートの2位。首位の『news every.』(日本テレビ系列・平日・15:50)も脅かす存在となっており、実際、『Nスタ』が首位になったこともあります」(同)

 TBSは朝の番組が“弱点”とされる。その立て直しにハセンアナが大抜擢されたわけだ。「Nスタ」を制作している報道局からは、こんな声が漏れているという。

「打倒『news every.』を目前にして、ハセンアナが抜けることになります。ホランアナ1人だとやはり弱い。そのため報道局では、今回の人事にブーイングが出ています。また『せっかく人気の出てきたハセンアナが、平日朝の“死に枠”では視聴者に忘れ去られてしまう』と危惧する声も局内にはあると言います」

 関係者によると、朝8時の情報番組となると、午前6時には出社し、6時半には打ち合わせに入るのが普通だという。

「『Nスタ』が放送を終了するのは午後7時。昔は人気アナを酷使するのは当たり前でしたが、今は“働き方改革”が叫ばれる時代です。ハセンアナを『グッとラック!』と掛け持ちさせることは不可能でしょう。そもそも局として『朝は絶対に視聴率を獲る』と乾坤一擲の大勝負をかけるなら、安住紳一郎アナ(46)をぶつけるべきだとも思います。そうしたら朝の安住アナから、夕方のハセンアナまでずっと視聴してもらえるかもしれない。どうも『若返り』の掛け声は勇ましくとも、TBSはきちんとした戦略が立てられていないのではないでしょうか」(同)

 とにもかくにも、初回オンエアは9月30日の月曜。この関係者は「とにかく志らくさんよりハセンアナを前面に押しだすと、意外に健闘するかもしれません」と楽観シナリオも披露してくれたが、果たして結果は――。

週刊新潮WEB取材班

2019年9月19日掲載

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