橋本聖子五輪相初入閣に立ちはだかっていた「高橋大輔キス写真」「父の借金」

国内 政治 週刊新潮 2019年9月19日号掲載

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 今回「目玉人事」として名が挙がったのは、橋本聖子参院議員(54)である。来年の東京五輪を見据え、短命やリリーフばかりの五輪担当大臣が続いたところに、いよいよ“真打ち”が登場した格好だが、すでにベテランの域にある彼女、意外にもこれまで閣僚経験がない。

 言うまでもなく橋本議員は、1992年のアルベールビル五輪女子スピードスケート1500メートル銅メダリスト。また議員在職中の96年には、夏季アトランタ五輪にも自転車競技で出場した、国内きってのオリンピアンである。

 政治部デスクが言う。

「橋本さんは95年に比例区で初当選し、現在は5期目。党内ではこれまで女性局長や参院政策審議会長を歴任、2008年には麻生内閣で外務副大臣も務めましたが、ずっと大臣とは無縁でした」

 16年には、閣僚経験のない議員、及び女性として初めて党の参院会長に就任している。キャリアからすれば、とうに入閣を果たしていても不思議でないのだが、これにはもろもろ“事情”があったという。それは、

「他ならぬ本人が、これまで入閣の打診を固辞してきたのです。理由は“昔の話”を蒸し返されたくなかったからというものです」(同)

 というのだ。

「近いところでは14年、ソチ五輪の打ち上げの酒席で、酒に酔ってフィギュアスケートの高橋大輔選手に抱き付き、キスをする写真が『週刊文春』に掲載されてしまった。橋本さんは『強制はしていない』などと弁明しましたが、当時は日本選手団長という立場ですから、世間には明らかなセクハラ、パワハラと映りました。当時、彼女のお子さんも、学校でからかわれて嫌な思いをしたといいます」

“人間の尊厳を保つことに重きを置く平和な社会の確立”を目指すオリンピズムに、大いにもとる振舞いをしてしまったわけだ。

 さらに、自民党関係者が言うには、

「閣僚となれば、日本スケート連盟会長の橋本さんは服務規程により兼職できなくなります。現に08年9月に外務副大臣に就いた翌月には会長を休職し、その後復職していますが、やはり競技への思いは強く持っていた。それが五輪大臣となれば、かえって幅広く大会に携われるため、今回は引き受けることにしたのです」

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