アイクぬわらが日本で見つけた飲食店 美味しいNIPPON

ライフ 食・暮らし 週刊新潮 2019年9月12日号掲載

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 好きな飲食店や好物の話を聞けば、その人の人となりが解るというもの。ゆえに「名は体を表す」ならぬ、「食は体を表す」なのである 。この企画では、外国籍の著名人の方々にご登場頂き、行きつけのお店をご紹介してもらいます! 意外なお店のチョイスに驚くこと必至! 彼らの食に対する感性と経験が垣間見えちゃうんです。第6回は、アイクぬわらさん。「GEM by moto」に伺いました!!

 お笑いユニット「超新塾」のアイクぬわらさんがタレントの高田純次さんに憧れ、芸人を目指して来日したのは20歳のころ。

「日本に来て色々驚くことはあったけど、酒の種類が豊富なのにはビックリしたよ。アメリカではお酒というとビールかリカー(ウイスキーなどの蒸留酒)の2択しかないからね。しかも日本酒は料理や季節に合わせて、種類も飲み方も変えるって聞いてまた驚いて。Itʼs so fantastic!」

 日本でお酒の楽しみ方を知ったというアイクさん。来日から13年経った今では大の日本酒好きに。そんな彼が日本酒を飲みにフラリと立ち寄るのが恵比寿にある「GEM by moto」だ。

「ここのお店は変わってて、一つ一つの料理に合った日本酒をそれぞれ出すんです。店主の千葉さんが凄い人で、来るたびに新鮮な驚きがあって、毎回満足するね!」

 千葉さんによれば、料理とお酒の組み合わせは毎回同じではなく、食べる順番や、その日の天候、お客さんが1人で来ているか、2人で来ているのかによって、出すお酒を変えるという。まさにオートクチュールな飲み屋さんである。

 ここでのアイクさんの大好物が、ブルーチーズハムカツとどぶろくの組み合わせだ。千葉さん曰く、「お店のスペシャリテ」で、どぶろくをハムカツのソースに代わるものとして味わってもらうコンセプトだそう。

「お酒の甘味とブルーチーズが凄く合う! あぁ~、うめぇ。この味大好き! もうこのために生きてる(笑)。Nihonshu is my life!」

 色々な種類の日本酒を堪能し、ほろ酔い加減のアイクさん。これまでの芸人人生を振り返ってもらうと、

「先が見えない不安のなかで僕を支えてくれた先輩たちには感謝しかないですね。まだ僕は全然売れてないし、明日どうなるかわからない身だから、心の奥ではピリピリするところもあるよ。だからこそ、皆さんに感謝しながら頑張って仕事して結果を出さないとね」

 酔えば人の本性が表れるという。頬を少し赤らめたアイクさんからは、仕事に対する真面目で謙虚な姿勢が垣間見えました!