日本女子アスリートに立ちはだかる「インド」「ウクライナ」スレンダー美女の壁

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 日本が柔道大国であることは論を俟(ま)たないが、最近はバドミントンでも世界を席巻している。

 8月25日までスイスで行われたバドの世界選手権。最終日は男女単複4種目の決勝に日本選手が登場した。

 女子単決勝のコートに立ったのは2016年リオ五輪銅の奥原希望(24)。相手は同い年のインド美女、シンドゥ・プサルラだ。リオでは準決勝で奥原を下し、銀メダルを獲得している。

 試合は、179センチの長身から繰り出すプサルラの強打に156センチの奥原が苦しめられる展開で進み、結局奥原がストレートで敗れた。

 一方、同じ日、東京では日本武道館で柔道の世界選手権が開幕した。

 初日に行われた女子48キロ級は、17年世界女王の渡名喜風南(となきふうな)(24)が決勝に駒を進めた。相手はウクライナのダリア・ビロディド(18)。昨年の世界柔道決勝と同じ顔合わせである。ビロディドはモデル業もこなす美貌の持ち主だが、昨年、渡名喜に一本勝ちして史上最年少世界一に輝いた。

 こちらも身長172センチのビロディドに対し、渡名喜は148センチ。24センチのハンデに苦しんだ渡名喜は、一本こそ食らわなかったものの技ありを取られて敗れた。

“バド大国”“柔道大国”ニッポンに立ちはだかるスレンダー美女たち。典型的日本人体型の大和撫子に勝ち目はないのか。

「精神論になってしまいますけど、“ひたすら耐え忍ぶ”という日本人的粘り強さしかないですかね」

 とはスポーツ紙デスク。

「この日、バド男子単決勝で桃田賢斗(25)が187センチの長身アントンセン(デンマーク)を倒して連覇を果たしました。桃田は特に凄い技を繰り出すわけでなく、敵の強打を愚直なまでに拾いまくって、ミスを誘うという戦い方。受け身に思えますが、スコアは21―9、21―3と圧勝でした。体格で劣る日本人の戦い方のお手本といえるのでは」

 東京五輪は大和魂でリベンジだ!

週刊新潮 2019年9月5日号掲載

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