宮根誠司は「来年の『24時間TV』の司会を狙う」と公言 日テレに不穏な空気が漂うワケ

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日テレ内部では恫喝説も

 ご存知の方も多いかもしれないが、宮根も羽鳥慎一(48)も、同じ芸能事務所に所属している。社名はテイクオフ。そして宮根は、事務所が設立された2010年、「第1号」の所属タレントとなったほか、設立にあたっての共同出資者でもある。芸能担当記者が解説する。

「宮根さんは、所属タレントであると同時に、テイクオフは自分が設立に関与した会社だという意識は常に持っているでしょう。宮根さん、羽鳥さん、そして元TBSの田中みな実さん(32)を擁し、所属タレントは全員で10人しかいません。業界では“日本一利益率の高い事務所”と言われています」

 さらに宮根は、「羽鳥は俺が引っ張ってきた」という自負を持っている。さすがに日テレも、これには神経質にならざるを得ないという。

「ミヤネ屋の裏番組は、CBC制作でTBS系列の『ゴゴスマ―GO GO! Smile!―』と、フジテレビ系列の『直撃LIVE グッディ!』で、3番組は熾烈な視聴率競争を繰り広げています。ところが読売テレビ制作で大阪に拠点を置く『ミヤネ屋』が、吉本の裏営業問題で視聴率が伸び悩むなど、最近は『番組の勢いが衰えているのではないか』との声が出ているのも事実。そうした“伏線”があった上で、宮根さんから『なぜ羽鳥なんですか』という発言が飛び出したわけです。社内が不穏になるはずですよ」(前出の日テレ社員)

 日テレ内では「半分は本気で、半分は編成への脅じゃないか」と分析する声があるという。「もし『ミヤネ屋』を終了させたら、何が起きるか分かっているな、俺が羽鳥の生殺与奪を握っているんだ」という言外のメッセージが込められているという見立てだ。

「この日の『ミヤネ屋』は視聴率が6・2%で、決して悪い数字でなかったのも、日テレとしては複雑な心境になりますね。宮根さんが総合司会を担当する可能性はかなり低いと思いますが、羽鳥さんを人質に取られているようなもの。宮根さんの発言が冗談だったとしても、日テレの社員にとっては思惑含みの発言だなと思ってしまいますよね」(同・日テレ社員)

 一方の羽鳥は、「24時間テレビ」の翌日から夏休みを取って、「モーニングショー」(テレビ朝日系列・平日8:00~)の画面から姿を消した。

「日テレは『24時間テレビ』の翌日のワイドショーで、前日の総集編をやることが多い。羽鳥さんは義理堅い人ですからね。邪魔にならないようにと、テレビ朝日のほうは月曜から休みを取ったんじゃないですか。宮根さんとはずいぶん違うような……」(同・日テレ社員)

週刊新潮WEB取材班

2019年8月31日掲載

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