美智子上皇后、乳がん手術へ…滞ったままの高輪皇族邸への「お引越し」

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お引越しにも影響が…

 6月に心臓のご不調が判明した直後、上皇后さまは両眼の白内障手術を受けられている。さらに、時を置かずして上皇さまも、

「7月11日に突然、夕食前に食堂で立ちくらみを起こし、しゃがみ込まれたのです。美智子さまが侍医をお呼びになり事なきを得ましたが、この日は上皇さまも健診を受けておられ、そのお疲れが出たのではとみられます」(宮内庁担当記者)

 御代替わり前後のご夫妻のお暮らしを知る関係者によれば、

「美智子さまは『体の衰えというのは、突然やって来るものなのね。少しずつだと思っていたら、ここ数カ月で一気にやって来た感じがします』と、しみじみ仰っていました。とりわけ、上皇さまのお体を案じておられるご様子でした」

 そうしたご体調もあって、高輪皇族邸への「お引越し」は滞ったままだという。

「毎日、時間を決めて1時間ほど作業を進めていますが、すべてのお荷物について職員は一つ一つ荷造りの可否をご夫妻にお伺いしなければなりません。お留守の間はもちろん作業がストップしますし、職員もこれ以上ペースを上げるわけにはいかないのです」(同)

 というのも、先の記者によれば、

「上皇ご夫妻は、高輪を経て最終的には赤坂の仙洞御所(現・赤坂御所)に住まわれます。日々のお暮らしで直ちに必要とされるお荷物はまず高輪へ、そして献上品などは赤坂へ直接運ぶものもあるでしょう。その仕分けだけでも並大抵の苦労ではなく、実際に上皇職もレクで『お二方ともお年を召して作業量が落ちている。2回もお引越しをするのは、お体が心配だ』と漏らしていました」

“静かな余生”は、まだまだ訪れそうになく、

「上皇后さまの入院・手術もあり、9月中のお引越しは難しくなりました。その後は皇室行事が立て込んでいる。天皇皇后両陛下が本来おられるべき皇居へと移られるのは、早くても大嘗祭の後になるでしょう」(同)

 こうした変則事態もまた、パラリーガル青年が引き起こした「ストレス」と無関係ではあるまい。

 皇室ジャーナリストの神田秀一氏が言う。

「上皇后さまは軽井沢でご静養され、東京に戻られると手術が待っている。その間ずっと、心配事を抱えながら過ごされるわけです。これは決してよろしくありません。問題が宙ぶらりんだというのに動く気配のない小室さんを“通常の大人が持ち合わせる常識を逸脱している”と感じる国民もいるのではないでしょうか」

 おかげで、すべてがひずみ始めているというのだ。

週刊新潮 2019年8月29日号掲載

特集「満身創痍! 『美智子上皇后』乳がんに『小室圭さん』というストレス」より

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