「スマホ使用で思春期の脳が壊れていく」 脳トレ開発者の警告は黙殺された!

ライフ週刊新潮 2019年8月15・22日号掲載

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「スマホ」が危ない! 高齢者と子どもを蝕む「脳の病」(1/2)

 茹(う)だるような夏、子どもたちはクーラーの利く部屋でスマートフォンの虜になってはいなかったか。中学生の2人に1人が持つ「スマホ」が実は「脳の病」を招くという。高齢者をはじめ大人にも決して無縁ではないこの病気。斯界の専門家による最新の処方箋をお届けする。

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 現代人の“魔法の小箱”といえる「スマホ」は、普及し始めてからまだ10年弱。数多(あまた)の恩恵を被れど、そのデメリットについて我々はどこまで知っているだろうか。

 実は過度な使用が脳への負担となり、深刻な「スマホ認知症」を引き起こすことは「働き盛り世代を襲う『スマホ認知症』の恐怖」「スマホを捨てよ、旅へ出よう! SNSを“断食”する『デジタルデトックス』のすすめ」記事でお伝えしたとおり。おさらいすれば、「スマホ」から日々膨大な量の情報が脳に入ることで、記憶中枢にオーバーフローが生じ、いわゆる「脳過労」となって情報の処理能力が低下した結果、日常生活で「もの忘れ」や「うっかりミス」が多発。脳がそのまま侵され続ければ、やがてうつ病を招いた挙句、本物の認知症に至るというのだ。

 そのリスクは、アルツハイマー型認知症の発症率が高い高齢者ほど高まるが、今回注目するのは心身共に未発達の状態にある子どもたちへの影響である。

 夏休みで我が子や孫を塾や予備校に通わせる機会も増えようが、せっかく高い受講料を払っても、その効果がスマホによって台無しになる恐れもあるのだ。

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