「松本興業」化で吉本が3つに大分裂? 加藤浩次はどうなる?

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吉本、松本、明石家

 さる吉本興業の幹部の話。

「大崎会長が辞めることはまず考えられません。政府系の出資事業もあるし、行政を巻き込んだイベントや映画祭、都道府県の『住みます芸人』といったアイデアを形にしてきた人。年商500億円の会社となった大功労者です。だから大崎体制の吉本興業は確定といっていい。そこのなかに“松本興業”、そして、“明石家興業”の可能性もゼロではないと言われているんです」

“明石家興業”はご想像通り、明石家さんま(64)がトップ。すでに、個人事務所という受け皿がある。

「さんまさんは、“宮迫を引き取ってもいい”と話してくれています。ただ現時点では、金塊強奪犯との“ギャラ飲み”がどう転がるかが不確定です。うちとしては、“事実なら契約解消撤回について再度検討”などという恥ずかしい声明を出す事態になったので、今後、シロとなったとしても契約解消撤回時の状況には戻れない。宮迫は“社内独立”先に出すべきというのが正直なところなのです」

 宮迫の処遇は措くとして、「極楽とんぼ」加藤浩次(50)はどうなるか。

「辞める準備を進めているとの噂もありますが、しばらく加藤は動けないでしょう。というのも、日テレさんやうちに、“放送を私物化するな”といった苦情がかなり入り、日テレさんに迷惑をかけてしまったんです。これを加藤は予測できていなかった。その反省もあって静かにしていると思います」

 つまるところ、吉本、松本、明石家の三つに分かれる可能性があるわけだ。

 本家の吉本は、芸人の戦力ダウンがあっても政府系の出資事業などでカバーでき、松本、明石家との棲み分けはできるという。国内最大の「組」のようにはっきり敵対関係になることはなさそうだ。

週刊新潮 2019年8月8日号掲載

特集「『朝日新聞』が社説で勘違いする『吉本問題』への溜め息」より

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