紅蘭が語る再逮捕直前のDV夫「ストロングゼロ10本一気飲み」

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「紅蘭」独占手記 父・草刈正雄が後ろ盾になる「離婚の乱」(2/3)

 草刈正雄(66)を父に持つ紅蘭(くらん)(29)が、ラッパー内縁夫との“離婚”を独占告白する。3年前にも紅蘭へのDVで逮捕され、覚醒剤の使用も発覚、1年間を塀の中で過ごした下田ムトアリッキー容疑者(31)。この7月4日には知人男性2人を殴り、またも逮捕されていた。昨年12月に第1子が誕生した後は、リッキーのDVはより酷くなったと語る。

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 特に、7月に入ってから事件を起こすまでの3日間は、飲酒量が尋常ではなかった。一晩でキャバクラを3軒ハシゴしたと言っていましたが、家でも空になった日本酒の一升瓶や、缶酎ハイのストロングゼロが10本くらい床に転がっていて……。水も一切飲まず、寝ては起きてすぐ酒を浴びるの繰り返し。自殺するつもりなのかと思うほどでした。

 もともと彼は、お酒をまったく受け付けなかったのに、出所してから少しずつ飲酒量が増えていった。美味しそうに嗜むのではなく、意識を飛ばすために無茶な飲み方をしていた。彼自身、「ストロングゼロってさ、めちゃくちゃ覚醒剤に似ているんだよねぇ、飛び方が」って言ってたことがありますから、薬物を止めて酒に走ってしまったのでしょう。

 逮捕までの3日間、リッキーは起きている時はずっとシラフではない状態でした。事件当日の午前3時か4時頃、そんな彼に叩き起こされ、「そこに立て」と言われ延々と説教を受けました。育児と家事に忙殺された上、まともに寝ることもできない私はもう無理だ、限界だ――。でもここで逃げたら子供に危険が及ぶ。パニックになってしまった。

 この時、彼は娘が寝ているというのに夜中ヒップホップを爆音で流し続けましたが、朝8時半頃に音楽が止んだんです。ようやく彼が寝静まったので、荷物をまとめて実家に逃げました。

 案の定、リッキーから何度も電話がきましたが、お酒を飲んで明らかに興奮状態。電話を切ると〈今から実家に乗り込む〉というメッセージが送られてきました。こんな脅しがあっても実際に来ることはなかったのに、この日は本当に彼がやって来た。

 門を開けて侵入し、玄関扉をガチャガチャ鳴らして、「紅蘭どこにいるんだ! 父親を出せよ!」と喚(わめ)くので、不在の父に代わって母が2階の窓から「帰ってください。警察を呼びますよ」と言ったんです。

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