「陰キャ」がインフルエンサーになったら学生時代のいじめっ子から”死ね”とDMが来た件

国内 社会 2019年7月24日掲載

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インスタに届いたいじめっ子からのDM

 同窓会は私のレベルアップイベントだったのでは?と思えるほど、その後、とても強く明るく前向きな気持ちになれた。自分が頑張る理由、やりたい理由を新たに確立するきっかけとなり、また、自己評価を正しくできるようになった。大切な間違いに気づくことができたあの10分間、5400円の会費も安く思えてくる。同窓会の幹事ありがと。

 そんなことを考えていた今年6月29日、私のインスタアカウントに一通のDMが届いた。DMを送ってきた相手は投稿が一件もなく、フォローもフォロワーもいない状態。おそらく私にこのDMを送るためだけにアカウントを作成したのだろう。まじお疲れ様である。

 DMの内容を確認して、私はかつての同級生のうちの誰かが送ってきたのだろうとすぐに判断した。その理由は複数あるが、「めっちゃ嫌われてた陰キャのくせに」という一文から少なくとも学校生活を共にしたことがある人だということが読み取れるからだ。

 DMにある通り、私はブスなので自撮りを研究していて、今は別人レベルまで可愛い一枚を撮影する技能が身についている。もちろん加工もする。そのおかげで「盛る」というテーマでTV番組やその他メディアでお仕事をいただくことも多い。短期間だが、町田に住んでいたこともあったし、「お前に誰も興味ない」といいつつも私の投稿ひとつひとつをチェックしているこの人はよく私のことを知っている。熱心なファンかと勘違いしてしまうほどだ。

 送信者はIPアドレスなどを調べれば特定できるのかもしれないが、男か女かすら私にはわからない。しかし、このDMを受け取る2日前、私は某人気女性誌の公認インフルエンサーになったことをインスタを通じて報告したので羨ましくなっちゃった女の子かな?などと勝手に解釈している。

陰キャに執着するいじめっこの末路

 私はこのDMに対して返信はおろか既読もつけず、ブロックなどもしなかった。相手にしないことが一番だと思ったからだ。しかし、悔しいことに私はこのDMを最初に読んだ時、怖いと思ってしまった。普通に生きていて「死ね」とここまでストレートに言われることはなかなかない。

 しかし、恐怖心以上に感じたのは「こいつには勝った」という圧倒的勝利だった。まだいじめてきたヤツらに執着してるのかと思われたくはないが、コンプレックスに思っている学歴やビジュアル、性格全てを含め、一人の人間としてコイツには勝ったと、このDMを見て思った。

 私がいじめっ子からの評価にずっと縛られていたように、クラスの陰キャだった私を低く評価することを未だに止められない人たちがいる。私は、この呪縛から解かれたことによって、自分を正しく評価することができるようになり、他人からの評価では気づけない自身の強みを知ることができた。誰にも振り回されない、自分だけの自分を確立することができた。

 私に振り回されているDMをくれたお友達が早く私から解放されることと、私のインスタアカウントのフォロワーが増えることを心から願うばかりだ。

もーちぃ
1999年2月20日生まれの20歳、大学3年生。女子大生マーケター、オルチャン評論家として活動中。新大久保在住、自称「新大久保に日本一詳しい女子大生」。ブスである。圧倒的負け組人生を挽回しようと日々奮闘している。特技は自撮り。

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