元横綱「輪島大士さん」が大麻所持! 元妻が初めて明かした仰天エピソード

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ワイシャツのポケットに“大麻”

〈場所中のある夜遅くのことでした。宿舎に帰ってきてすぐに寝入ってしまった輪島が脱いだワイシャツを洗いに出そうとあらためると、胸ポケットに何か入っています。(中略)あれ、なんだろうと思い指で探ると、小さなビニール袋がありました。つまみあげると透明な袋のなかに、タバコの葉をバラしたような細かい切れ端が束になっていました。すぐに「大麻だ!」とピンときたので、寝ている輪島を叩き起こして問い質(ただ)しました。(中略)輪島は一瞬バツの悪そうな表情を浮かべましたが、私から目を背(そむ)けると、なにも言わずにまた布団を被ってしまいます。〉

「大麻ですが、タニマチで石川県のさる実業家の2世が所持していたそうです。その人は銀座に店をだしていたのですが、彼の交際相手の彼女から輪島は大麻をもらったようです。ただ、常習者というわけではないようでした」

 結婚翌年となる82年3月の大阪場所中に、輪島の女性関係が週刊誌に掲載された。相手は銀座のSという店のホステスT・A。身長が170センチ以上あり、“銀座のジャンボ”と呼ばれ、怒らせると包丁を振り回して暴れる猛者だった。このジャンボが輪島との関係を週刊誌に語ったため、思い悩んだ五月さんはガスで自殺を図ったという。

 さらに、五月さんを悩ませたのは、輪島の妹の静子さんだった。輪島は金沢市や東京の青山と六本木にちゃんこ料理店「輪島」を出店。店を運営する法人『相撲茶屋輪島』の代表取締役に静子さんが就任、輪島も役員に名を連ねていたが、

「輪島は経済観念がまるでなく、自分の実印を静子に預けていました。彼女は会社運営資金のために、輪島名義で借金を重ねていったのです。もちろん、その借金は輪島の遊興費や相撲(八百長)にも使われたそうですが、それもあって借金がどんどん膨らんでいって、6億円にもなったそうです」

 挙句に、角界ではご法度となる、花籠名跡を借金の担保にしてしまい、それが発覚して輪島は廃業に追い込まれた。その後、86年にプロレスへ転向するも、結果が残せず2年余りで引退した。

「本著では、二子山部屋の初代若乃花との争いも克明に描写しています。女性や借金問題など、生前報じられることのなかった詳細を明らかにしています」

 と武田さん。五月さんは現在、新たなスポンサーを得て、温泉地に小さなホテルをオープンすべく準備を進めているという。

週刊新潮WEB取材班

週刊新潮 2019年7月13日掲載

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