神奈川逃亡事件で考える“保釈問題” 被害者が語る“保釈中に海外逃亡した詐欺師”への怒り

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保釈後に射殺事件が起きたケースも

「私が被害者という立場だからかもしれませんが、保釈制度が本当に必要なのか、疑問を感じざるを得ません」――この切実な思いを、法曹界はどう受け止めるのか?

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 共同通信は6月19日、「実刑確定の男が車で逃走 刃物所持か、神奈川・愛川」と配信した。そう、あの男が野放しになったことを伝えた初報だ。

《19日午後1時半ごろ、窃盗や傷害などの罪で実刑が確定した小林誠元被告(43)を収監しようと、神奈川県愛川町のアパートの一室を横浜地検職員が訪れたところ、車で逃走した。...

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