「あなたの番です」がSNS効果で人気上昇中 原田知世は本当に死んでしまったのか?
6月30日、「あなたの番です」(日本テレビ)が第2クールに突入した。「今日から俺は!!」、「3年A組―今から皆さんは、人質です―」と、ヒット作が続いた「日曜ドラマ」(日曜夜10時30分~)枠で、企画・原案は秋元康(61)。日テレでは25年ぶりという2クール連続のドラマである。主演は、16年ぶりの民放連ドラ出演という原田知世(51)と、原田の15歳年下の夫を演じる田中圭(34)の2人――鳴り物入りのスタートだった。
ところがその原田が、第1クールの最終回ラストで、唐突に死んでしまったのである。なにせドラマの中盤で、主役の1人がいなくなったのだ。SNSでも「彼女は本当に死んだのか?」と話題に。そのせいもあってか、第2クール初回の視聴率は9・2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同じ)とシリーズ最高を記録。いよいよ2桁も見えてきた。
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他局プロデューサーは言う。
「放送前から話題だっただけに、第1クール初回の視聴率は8・3%とまずまずのスタートでした。引っ越してきた原田・田中の新婚夫婦が、マンションの住民間で起こる“殺人ゲーム”に巻きこまれていくというストーリーは興味深いものですが、いかんせん出演者が多いんですね。ボーッとして見ていたら、誰が誰やらわからないうちに殺されてしまったりする。それで脱落してしまった視聴者も少なくないと思います。第2話で6・5%に落ち、それ以降は6~7%をウロウロするようになりました」
確かにキャストが多いのである。そもそも住民会議で、「人間、誰しも殺したいほど憎い奴くらい居るだろう」と、住民たちが紙片に1人ずつ名前を書いて、ランダムに配ったことから始まる交換殺人ゲームである。原田たちが越してきたマンション「キウンクエ蔵前」(イタリア語のchiunqueには“誰でも”“誰か”といった意味)は、5階建て18室(1室は空室)。家族が暮らす部屋もあるので、住人だけでも30人を超える。加えて、殺したい奴が住民とは限らないから、これまで殺された11人のうち、住人でない者が6名も。たとえば、俳優の袴田吉彦(45)そっくりの住民(袴田)は、殺したい相手によく間違えられる袴田の名を書いたために、俳優のほうが殺されるという(袴田は二役を演じている)。さらに管理人や警察官など、キャストは総勢40名を超えるのだ。
「304号の北川さん」とセリフで言われても、誰だっけ?なんていうことに……。途中で投げ出したくなるのもわかる。
「視聴率が8・0%に持ち直したのが、心優しい主婦を演じていた木村多江(48)が、狂気の一面を見せた第9話でした。そして第1クールの最終回となる第10話で、彼女が逮捕され、さてどうなるといった矢先に、原田が死んじゃったわけです。ようやく視聴率が上向いて、これから謎解きにかかると見られるところで、木村と原田という、野球で言えば3番4番を同時に失ったようなものですからね、一体どうするつもりなのか、何かとんでもない仕掛けがあるのではないか、と思っちゃいますよね」(同・他局プロデューサー)
失ったのは彼女たちだけではない。初回冒頭にストーリーテラーとして登場し、クセのある初代管理人を演じた竹中直人(63)は、その回で死亡。暴力団の構成員で顔つきからして怪しかった田中要次(55)は、いい人として殺されてしまった。怪しい人間が次々といなくなっている。そして、原田まで死んでしまったのだ。
とはいえ、ネット上では、〈実は原田知世は死んでいないのではないか〉という推測も出ている。
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