AKB「あん誰」復活で“事件発生”、逮捕された元MC「新妻悠太」が土下座で謝罪

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名物MCの転落と再生

 CS放送のTBSチャンネルは6月30日午後7時から「あん誰同窓会」を生放送した。キャッチフレーズは「伝説の番組が一日限定復活」。AKB48のファンなら、これで全てを理解するだろう。

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 AKBに全く興味がない向きでも、「『限定復活』というからには、何か元ネタがあるのだろう」とは推測できる。それが「AKB48のあんた、誰?」という番組で、2012年から16年までNOTTVで放送されていた。

 秋葉原の「AKB48 CAFE&SHOP AKIHABARA」内にある“シアターカフェ(旧シアターエリア)”での公開生放送。抽選で選ばれた数十人が観覧し、AKB48のメンバー4人と曜日ごとに変わるMCが番組を進行させた。

 番組の内容は、タイトルに凝縮されている。一般人に「あんた誰?」と聞かれるような、知名度が決して高くないAKBのメンバーにチャンスを与えるというコンセプト。当初は2クールの予定だったが、それが4年も続く人気番組に化けたという伝説を持つ。

 高い評価を得た理由は、もちろんメンバーやスタッフの奮闘がある。それに加えて、MCの活躍も大きかった。

 特に木曜と金曜のMCを務めた、お笑いコンビの「トップリード」は視聴者から高い支持を得た。ウィキペディアにも、

《レギュラー出演者の新妻悠太(トップリード)は、初共演するメンバーに対して、新妻独自のニックネーム(にんにんネーム)を付けるのが恒例となっていた。にんにんネームは出演メンバーの特徴を捉えているものが多く、メンバーのファンがにんにんネームを使用している例も多い》

 と絶賛する一文がある。

 トップリードは和賀勇介(38)と新妻悠太(37)の2人組。NHK『オンバト+』初代チャンピオンという実力の持ち主だったが、18年2月に解散した。理由は新妻が逮捕されたからだ。

 時事通信が18年1月25日に配信した「お笑いコンビの男逮捕=マンションで窃盗未遂容疑-警視庁」をご覧いただこう。

《マンションの一室に侵入したとして、警視庁新宿署が住居侵入と窃盗未遂の疑いで、お笑いコンビ「トップリード」の新妻悠太容疑者(35)=埼玉県新座市=を現行犯逮捕していたことが25日、同署への取材で分かった。「白い煙が見えたので入った」と話し、容疑を一部否認しているという。

 逮捕容疑は22日午前5時半ごろ、東京都新宿区新宿にあるマンション1階の部屋に侵入し、金品を盗もうとした疑い。

 新宿署によると、同容疑者は無施錠の玄関から侵入。室内で手提げバッグの中を物色していたところ、住人の男性(23)に見つかった。玄関から出て150メートルほど逃走したが、路上で男性に取り押さえられた。

 トップリードは太田プロダクション所属のお笑いコンビ。同社のホームページによると、お笑いコンテスト「キングオブコント」で2度、決勝に進出している》
(編集部註:全角数字を半角数字に改めるなど、デイリー新潮の表記スタイルに合わせた。以下同)

 当初は容疑を一部否認していた新妻だが、1月27日にサンスポは「トップリード新妻容疑者、窃盗目的認める『お金になりそうなものがあったら』」との記事を掲載、窃盗目的を認めたと伝えた。

 そして2月7日、スポーツ報知は「新妻悠太が不起訴も事務所は契約解除 トップリード解散 相方和賀『一人で』」と報じた。

《今年1月、マンションの一室に侵入したとして住居侵入と窃盗未遂の疑いで現行犯逮捕された、お笑いコンビ「トップリード」の新妻悠太(36)=写真=が、不起訴処分になったことが6日、分かった。起訴猶予にしたとみられる。

 所属事務所の太田プロダクションは「不起訴処分ではあったものの、事の重大性や社会的影響に鑑み」として新妻の契約解除を決定。相方の和賀勇介(36)は引き続き所属するが、この日ツイッターでコンビ解散を発表。「とりあえず一人で頑張ってみます」と書き込んだ》

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