「武田真治」再ブレイクの秘密は筋肉だけにあらず、“面倒くさい男”と言われた過去

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

Advertisement

天狗だった

「90年代半ばまで彼はドラマなどで主役を張っていましたが、その後は脇に回るようになります。当時、スタッフの間では、ドラマや音楽番組でも、結構、面倒くさい男で有名でしたからね。人気もあったので天狗にもなっていたのでしょう。スタジオへの文句や、あれを用意しろとか、ここはこうしろとか、いろいろ言っていたので、あまりウケが良くありませんでした。それもあって仕事は減るのですが、ちょうどそのころ顎関節症に悩まされていたそうです。そこで医師から『筋肉をつけたほうがいい』と言われたとか。以来、少しずつ自分を鍛えていった結果が今のあの体です。また、その間に脇役で鍛えられたことで、本人の意識も変わったみたいですね」(同・芸能記者)

 もともと芝居の評価は高かった。大島渚監督の遺作となった「御法度」(99年)では、新選組の沖田総司を演じて、ブルーリボン賞助演男優賞も受賞している。

「意識が変わったことで、もともと実力があるだけに、役者として使いやすい。7月5日には映画『Diner ダイナー』の公開も控えていますし、今後は役者としての仕事も増えるでしょうね。また、記者会見などで発するコメントも、思わずフッと笑えるような言い方をしていたので、バラエティにも向いている。そこに“筋肉ダイエット”という新たな武器が加わったのですから強い。『有吉ゼミ』の筋肉ダイエットで使用されているテーマ曲も、彼のシングル曲として6月24日に配信リリースされました。なんでも事務所は、『筋肉で稼げるだけ稼ぎつつ、本人の好きな音楽や舞台、ミュージカルをやらせていく』と言っています。しばらく人気は続きそうです」(同・芸能記者)

 ムキムキになって、刺々しさがなくなったことが、再ブレイクの理由らしい。

週刊新潮WEB取材班

2019年6月28日掲載

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。