「石橋貴明のたいむとんねる」打ち切り説を払拭、テコ入れ成功で視聴率も上昇中

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何がごまダレだ!バカ!

 テコ入れをした結果、内容も昔話ではなく、“崎陽軒のシウマイ弁当、その食べる順番”、“欲しいモノあるかな?東急ハンズ大冒険”など、特にコンセプトといったものはなくなった。それが成功したようである。

「タカさんもタガが外れたというか、コンセプトがなくなって活き活きしてきたように思います。ゲストも『みなさん』の頃から気心のしれた、おぎやはぎやよゐこといった舎弟分を相手に伸び伸びとしています」(同)

 6月17日放送の“通ぶれる冷やし中華はじめました!”のゲストはおぎやはぎの小木博明で、冷やし中華の食べ方や、酢醤油かごまダレかというテーマでの討論は、誰も相手の話を受け入れようとしない状態だった。「何がごまダレだ!バカ!」(石橋)なんてセリフが今時、全国放送で流れるのは珍しい。最初から全部混ぜて食べると主張する石橋に「ダサい!」とツッコむ小木も良かった。

「そして新たにアシスタントとなったフジの女子アナたちもいい。フジが落ち目になってからは、女子アナランキングに入るような人気女子アナがいなくなっていますが、番組内で“パグパン”と呼ばれている杉原千尋アナも人気が出て来るかもしれません」(同)

 石橋やゲストから“パグに似ている”、“バカ!”など散々な扱いを受けているパグパンだが、明るく応じて、見事に切り返すのである。現在のところ月1回の登場だが、それだけではもったいないほど。

「そして重要なのが、4月以降ミッツがいなくなったことです。もともと『たいむとんねる』にはマッチしていなかったうえに、彼女、一見、数字を持っていそうですが、実はそうでもない。それほど面白いことを言うわけでもなく、お高くとまって見えるところが視聴者からも嫌われ気味で、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系列)のレギュラーも昨秋、なくなりました。で、『たいむとんねる』の視聴率は上がり始めているわけです。5・0%とはいえ、絶不調のフジにおいては合格点の数字。打ち切り説はなくなりましたね」(同)

 相方の木梨憲武もInstagramで、様々な職業のプロになりきる写真で芸人らしさを復活させて話題となっている。そろそろコンビの復活も?

週刊新潮WEB取材班

2019年6月27日掲載

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