「吉川ひなの」が発熱した我が子の頭にキャベツ、「ナチュラルに冷やして」だって

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キャベツ湿布

 ネットでは“独自の育児を子どもに押し付けている”、“日本の夏なら地獄”と反発する声もあったが、共感する声も多かった。もっとも、6月9日にアップした彼女のインスタグラムは、違和感を覚えた人も少なくなかったようだ。ご覧になって、むしろギョっとした方も多かったのではなかろうか。なんと、発熱した息子の頭に、帽子のようにキャベツの葉を乗っけているのである。

 インスタグラムのストーリーは、

〈昨日人生で初めて熱が出た息子。今朝は下がってケロっとしてたけど、また上がってきちゃった(中略)熱の時はキャベツでナチュラルに冷やしてあげるのが冷え過ぎず一番いいの〉

 このインスタグラムで、“キャベツ湿布って、いつの時代だよ”、“本気でやっているから怖い”、“ナチュラル志向も一線を超えた”、というドン引きする声がネット上で飛び交ったのである。

 キャベツ湿布とは、子どもの発熱や授乳中の乳腺炎にキャベツの葉を当てて治癒するという。助産師向けの指導書には、キャベツ湿布が写真入りで紹介されている。まるでブラジャーのように、乳房をキャベツで包み込んでいる。乳首の部分だけ穴が開いていて、なんとも異様な写真である。

 このキャベツ湿布、キャベツの成分が毒素を吸い取るというのが医学的にはまったく根拠がないということで、ネットでも物議を醸したトンデモ民間療法だ。逆に、生の野菜には、リステリア菌などの最近が付着しているため、授乳の時に赤ちゃんが口に含んで感染し、かぶれたりする恐れがあるという。昔、韓国でも流行ったことがあったそうだが、今は廃れているという。

 山野医療専門学校副校長で医学博士の中原英臣氏が語る。

「日本は、200年前は石鹸で体を洗っていませんでした。お風呂でシャンプーを使わないというのは、大昔の生活に戻ったようなもので、生命に別条はないんだから、勝手にやっていればいいんです。別にブログにあげることじゃありませんよ。人には勧めないとはいっても、やっぱり自慢したいんでしょうか」

 キャベツ湿布はどうか?

「これは梅干しを頭に乗せると熱が下がるという、迷信と同じです。ジョークみたいなものですよ。キャベツでは病気は治りません。そんなものを信じているなんて、変わっているとしか言いようがありませんね」(同)

週刊新潮WEB取材班

2019年6月25日掲載

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