トランプ大相撲観戦、政府高官が予言した「座布団投げが起こらない取組」と「鶴竜の忖度」

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“座布団投げが起こらないようにする”

 何とも大げさなのだが、「座布団対策」についてはこんな証言もある。

「千秋楽の結果が出る前、政府高官がこう話していたのです。“トランプ大統領の前では、座布団投げが起こらないようにする。それが起こらない取組になる”と……」(事情通)

 座布団投げが起こらない取組――。その言葉が意味するところは判然としないが、実際の結果はこの政府高官が“予言”した通りになった。千秋楽結びの一番では、横綱・鶴竜が大関・豪栄道を危なげなく破り、座布団が乱舞する事態にはならなかったのだ。

「横綱が大関に負けた場合でも座布団が舞うことがありますが、その数はそれ程多くはならない。一方、千秋楽で横綱と関脇以下が優勝争いをしていて、横綱が敗れた場合、凄まじい数の座布団が舞うことになる」

 と、相撲記者。

「しかし今場所は、千秋楽の前日に平幕・朝乃山が優勝を決めた。そのため、鶴竜の千秋楽の相手は豪栄道となり、結びの一番で数多くの座布団が舞う可能性はなくなっていたわけです。一方、優勝争いが千秋楽に持ち越され、結びの一番で朝乃山が鶴竜から金星を挙げていたら、座布団が乱れ飛んでいたでしょう」

 すなわち、千秋楽前日の結果が出た時点で“座布団投げリスク”はゼロに近いほど大幅に低下していた、ということになるのである。

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