丸山穂高が酔って暴言「女を買いたい」「俺は国会議員だ」日ロ交渉に恥の歴史

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恥の歴史となって

 かりに今回、丸山議員が宿舎から外出して大騒ぎし“戦争で領土奪還を”などと口走った場合は、

「逮捕・起訴される可能性があります。なぜなら、ロシアの法律では戦争扇動発言は刑事犯罪にあたるからです。付言すれば買春も禁止されているので、こちらも逮捕されるおそれがあったのです」(同)

 と言うのだ。

「もし逮捕されれば、日本政府は彼の釈放を求めざるを得なくなる。といっても彼を守るためというより、日本人が北方四島でロシアの法的管轄に服することはあってはならないという原則があるからです。それでも政府が釈放を求めれば“戦争で領土を取り返せと発言する議員を守っている”と見なされる。そうなれば、92年からガラス細工で作り上げてきたビザなし交流のメカニズムは完全に崩れ、領土交渉もストップしてしまうでしょう」(同)

 こうした事の重大さを、丸山議員が痛感しているフシはうかがえず、

「こんな人間が国会議員であることは国益の毀損に繋がりかねず、言論の自由という次元の話では決してない。本人は『辞めない』と主張していますが、いっそのこと簡単に辞めさせるのではなく、偽証罪の縛りをかけて国会に喚問し、何をしでかしたのかを洗いざらい説明させるべきではないでしょうか」(同)

 代議士の地位にしがみつくこんな男を、いつまで税金で面倒見なくてはいけないのか。日ロ交渉史に、恥ずべき一ページが刻み込まれてしまったのは間違いない。

週刊新潮 2019年5月30日号掲載

特集「『俺は国会議員だから逮捕されない!』 『ビザなし交流』で娼婦と交流したがった酔漢! 日ロ交渉史に刻まれる『丸山穂高』暴言秘録」より

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