丸山穂高議員、現場で“戦争しないと”以外にも暴言 「俺は国会議員だから逮捕されない」

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 日本維新の会からの除名、野党からの議員辞職勧告決議案につづき、今度は与党からのけん責決議案……。こうした状況にあっても、丸山穂高議員(35)は議員辞職を否定している。だが実は、丸山議員の今回の暴言は、“戦争しないと”だけに留まらない。

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 改めて振り返っておくと、ことは5月11日の夜、国後島の「日本人とロシア人の友好の家」(通称・ムネオハウス)で起きた。

「衆院沖縄北方問題特別委員会に所属する丸山議員が、記者のインタビューを受けていた訪問団の団長に『戦争で島を取り戻すのは賛成か』『戦争しないとどうしようもなくないですか』などと詰め寄ったのです」(政治部記者)

 丸山議員をふくめた計60人余りの訪問団は、「ビザなし交流」で現地を訪れていた。これは日本国民と北方四島在住ロシア人の相互理解などを目的とした措置だが、その性質上、一行が泊まることができたのは「友好の家」のみで、無用な外出は制限されている。というのも、外出先でトラブルを起こし警察沙汰となった場合、ロシアの法律が日本人に適用されてしまうことで事実上、北方四島がロシアの領土だと認めることに繋がりかねないからだ。

 にもかかわらず、酒に酔った丸山議員は、訪問団のスケジュールを無視して“外に出たい”と言い出した。19時過ぎのことだったという。

「外に出たら大変なことになりますから、周囲は彼を止めようと必死で、外務省の職員や事務局の人が入口を塞ぐような態勢をとったのですが、本人は『何で出られないんだ。俺は国会議員だから逮捕されないんだ』などとしつこく絡んでいました。実際には関係なく逮捕されてしまうのですが、そうやって乱れながら、ホールで行なわれていた団長へのインタビューに割り込み、一連の“戦争発言”を繰り返したのです」(訪問団のある関係者)

 日ロ交渉史に汚点を残した丸山議員の振る舞いだが、実はさらに他にも数々の狼藉を働いている。5月23日発売の週刊新潮で詳しく報じる。

週刊新潮 2019年5月30日号掲載

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