「ウミガメの甲羅探し」に一苦労!? 元宮内庁職員が語る皇室儀式の世界
平成に終わりを告げた公式行事は、4月30日午後5時からの「退位礼正殿の儀」。そして、翌5月1日午前、「剣璽(けんじ)等承継の儀」によって令和が始まった。この時に引き継がれたのが「三種の神器」だ。
宮内庁の関係者が言う。
「ご承知のように、三種の神器といえば、伊勢神宮にある『八咫(やた)の鏡』、熱田神宮の『草薙(くさなぎ)の剣』、そして皇居にある『八尺瓊曲玉(やさかにのまがたま)』を指します。鏡と剣については“形代(かたしろ)”といって分身が皇居にある。...