上皇の仮住まいを見下ろす「高級マンション」気になるお値段

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お引越しが進まない「サーヤ」の私物

 宮内庁担当記者が言うには、

「実は、お荷物の整理が全く進んでいないのです」

 とのことで、

「両陛下はご退位まで大変お忙しく、職員がお引越しのご相談をするのも憚られる状況だったといいます。従ってご転居は早くて6月、夏までずれ込む可能性も大いにあります」

 退位後は、港区にある高輪皇族邸に移られるのだが、

「両陛下のご転居後に御所の改修が始まり、それが終わると新天皇のご一家が移られ、次は東宮御所を改修して上皇の御所『仙洞(せんとう)御所』とします。つまり両陛下のお引越しが完了しないことには、すべて先延ばしになってしまうのです」(同)

 が、肝心の荷作りにも、膨大な時間を要することになりそうで、

「海外の王室などから贈られた勲章は、とりわけ丁重に取り扱う必要があります。献上品も多く、身の回りの品々に至っては、高輪にお持ちになるか否かのご指示を両陛下から直に頂かないと、職員は動けません」(同)

 さらに、こんな事情もあるというのだ。

「御所には、今も黒田清子さんのお品が多くある。洋服や鳥類の研究関連の書籍、趣味のバードウォッチングの道具や日本舞踊で着た和服など、さまざまなお荷物が残されているそうです」(皇室ジャーナリスト)

 両陛下は3月31日、黒田家を訪れて夕食を共にされている。実はこの時も、お引越しの打ち合わせを兼ねていたといい、

「清子さんの私物だけでなく、両陛下のお荷物の整理のお手伝いも頼まれたようです。黒田さんに気を遣われ、ご夫婦がいる場でお話をされたのでしょう」(同)

 まさしく、ご一家総出の作業というわけだ。

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