文在寅、WTO判決で「日本に勝った」と大はしゃぎでも地獄へ向かう韓国経済

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「国家が不安を煽る」

 4月11日、日本は「逆転敗訴」してしまった。13年9月から、韓国は原発事故被災地の福島県等8県の水産物を輸入禁止にする措置を取っていた。この謂(いわ)れなき差別に対し、当然日本は科学的根拠がないとして世界貿易機関(WTO)に提訴。一審では日本が勝訴したのだが、11日の二審で韓国の禁輸を容認する判決が出されたのだ。これでは、あたかも福島県等の水産物が「危険」であるかのように思われかねないが、

「日本の水産物の安全性が否定されたわけではなく、『潜在的リスク』があるという奇妙な判断でした」(農水省関係者)

 東大病院放射線科准教授の中川恵一氏曰く、

「一般食品に容認される基準は、日本は100ベクレル/キログラム以下と非常に厳しく、これは米国やEUの基準数値の12分の1に相当し、世界で最も厳しいと言えます。この基準をクリアしているのであれば、もちろん食べても全く問題ありません」

 水産庁加工流通課の担当者が後を受ける。

「日本産食品に含まれる放射性物質に関してはモニタリング検査を行っており、100ベクレル/キログラムをはるかに下回る数値で、ほとんど検出されないレベルとさえ言えます。つまり他の国のものと変わらず、安全に食べられます。今回の結果はとても残念です」

 東京工業大学の澤田哲生助教(原子核工学)が嘆く。

「水産物にしろ、農産物にしろ、そもそも基準を超えた放射性物質が含まれたものは流通しません。それに、韓国の人も日本に旅行に来て、普通に食事をしているじゃないですか。銀座の寿司屋でも美味しそうに食べている。このように韓国の庶民は気にしていないのに、国家が規制するのは理不尽に映りますし、昨今の日韓関係を考えると、禁輸措置には何か別の理由があるのではないかとさえ勘繰りたくなります。国家が不安を煽(あお)り風評被害を誘引しているとも言えるのではないでしょうか」

 非科学的であろうが何であろうが、「反日有理」の道を突き進む韓国。反日のためなら何でもありというわけだ。

週刊新潮 2019年4月25日号掲載

特集「『勝った勝った』と大はしゃぎでも『韓国』の断末魔」より

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