「カトパン」の新報道番組MCを早くも不安視する声 最も重要な主婦目線とは

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主婦目線を侮るな

「放送枠は夕方4時50分~7時まで。この時間帯に、サラリーマンや学生といったカトパン好きの男性たちはテレビの前にいません。メイン視聴者層は主婦層であり、彼女たちの目線を意識することが重要です。夕方のニュースの大票田となる主婦たちは、女子アナを“息子の嫁を品定め”するような目で見ているんです。その点、カトパンは、明石家さんまさん(63)からのプレゼントやデートなど吹聴するようなホステス・キャラです。もちろんバラエティなら構いませんよ。しかし主婦層には、息子の嫁としても失格で、加えて、旦那の浮気相手を彷彿させるような女性は受け入れられないと思いますよ」(同・他局ディレクター)

 ホステス風のアナは、夕方のニュースに似合わないということか?

「では、報道キャスターとしてはどうでしょう。彼女は国立音楽大卒で、ジャーナリズムの教育は受けていません。フジに入社した後も、朝の情報番組『めざましテレビ』のキャスターを務めたくらいで、もっぱらバラエティやスポーツ番組を担当してきました。情報番組のようにテンポよく、広く浅くニュースを伝える能力や、フリートークの能力は認めますが、報道では何が正義かを自分の言葉で語ることができなければ、すぐに化けの皮が剥がされます。主婦もそうした嗅覚は鋭く、自分の言葉なのか、原稿を読まされているのかは、一瞬で見抜きますからね。夕方のニュースは、同じニュースを繰り返し何度も深くつっこんできます。そうしないと、毎日2時間以上ももちませんからね。うーん、彼女が、森友問題やピエール瀧逮捕について語れるのか、ちょっと想像がつきません」(同・他局ディレクター)

 ならば、誰がメインキャスターを務めるべきだったのだろうか。

「無理を承知で言いますと、有働由美子(50)との交換トレードを勧めたいですね。彼女もNHK時代は抜群の人気を誇ったアナウンサーでしたが、鳴り物入りで就任した夜の報道番組『news zero』(日本テレビ系)では思ったほど数字が伸びていません。こちらはカトパンとは逆で、朝の情報番組『あさイチ』(NHK総合)でのぶっちゃけキャラが主婦層にウケていたのに、今は夜の番組に出演しているわけです。こちらのメイン視聴者は疲れて帰ってきたサラリーマンです。失礼ながら有働さんでは、彼らにとっての癒やしとなる色気が乏しい。亡くなった小林麻央さん(1982~2017)も良かったし、書家となった山岸舞彩(32)、同じ元NHKの小正裕佳子(35)も、女優の桐谷美玲(29)だって可愛くて良かった……。結局、日テレも、置き場を誤ったんです。むしろ『news zero』のカトパンなら見てみたいし、夕方の有働さんなら主婦も見たくなるんじゃないかな」(同・他局ディレクター)

週刊新潮WEB取材班

2019年3月30日掲載

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