通勤通学“地獄”路線は? こんなに違うゴミ出し事情 一人暮らし「都会の死角」ガイド

社会週刊新潮 2019年3月7日号掲載

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ゴミ捨て格差と、仕送り事情

 住む前に知れば避けられる「痛勤痛学」と同様に、考慮すべきなのが住む場所で異なるゴミ捨て格差だ。

「意外と面倒なゴミの分別ですが、自治体によって細かく違います。千葉市などは厳しく、プラスチックのトレーが手で曲げられるか否かまで分別の際に気を配らなくてはなりませんが、川崎市は本来危険物になるはずの電球でさえ、普通ゴミの日に捨てることができます」(社会部記者)

 ゴミ出しで、「川崎最強伝説」が囁かれる所以だ。都内に目を転じれば、こんな違いも存在していた。

「23区内ではゴミ出しが基本的に無料。中が透けて見える袋を自前で用意すれば回収してくれます」(同)

 片や「東京圏」では、指定のゴミ袋を購入しなければ、ゴミを捨てられない自治体も数多い。最も高額なのは調布市で、40リットル相当の袋が1枚84円もする。次いで高いのは同じく1枚80円で、人気の吉祥寺を擁する武蔵野市や立川市などだ。

 塵も積もれば山となるから、ムダな出費は避けたい。

 表3を見ても分かる通り、学生の一人暮らし向けの家賃相場は東京圏が全国トップで、地方と比較して年間約20万円も余計に払わなくてはならない。

 むろん、負担するのは家族の場合がほとんどで、月の仕送りは欠かせない。あまりに少ないと、子どもは勉強そっちのけでバイト漬けの日々を送ってしまう。

 記憶に新しいところでは、茨城県で起きた女子大生殺人事件も、被害者はお金のために初対面の男に近づき、最悪の結果を招いたと言われる。そんなトラブルに巻き込まれないようにするためにも、仕送りはいくら位が相場なのか。

 全国大学生活協同組合連合会広報調査部によれば、

「最新データでは、仕送りの平均額は月7万円前後と、90年代の平均額に比べ2、3万円減っています」

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