「常盤貴子」「竹内結子」「木村佳乃」 人気女優の冬ドラマはなぜパッとしないのか?

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 今期のドラマはアラフォー&アラフィフ女優が真っ盛りと、2回にわたり30代後半の深キョン「初めて恋を」、真木よう子「よつば銀行」を俎上に載せたコラムニストの林操氏。今回は、常盤貴子「グッドワイフ」&竹内結子「スキャンダル専門弁護士 QUEEN」&木村佳乃「後妻業」と3作まとめてお届けする。

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 いやニッポンもいい国になってきたのかなぁ、という気がしないでもなかったんです、去年の暮れあたりまでは。というのも、年が明けての平成31年1~3月期の民放連ドラに「初めて恋をした日に読む話」「よつば銀行」「QUEEN」「後妻業」「グッドワイフ」なんて作品がずらりと並ぶことになったゆえ。

 この5本、それぞれの主演が深田恭子(36)、真木よう子(36)、竹内結子(38)、木村佳乃(42)、常盤貴子(46)というアラフォー&アラフィフ女優。週に14本ある民放プライムタイム(夜7~11時)の連ドラのうち3分の1以上において看板を務める女たちが、世が世なら「若いおねえちゃんじゃない」というだけで肩身の狭い思いをしなきゃいけなかったような世代だってんだから、この国も変わったかねと思ったわけです。

 ま、各ドラマの詳細が明らかになってきた段階でまず楽観は悲観へと変わり、実際に放送が始まってみれば悲観はさらに諦観へと落ち着いて、そのあたりについてはすでにこれまで「どうするどうなる深田恭子」「不気味の谷の真木よう子」と書き連ねてきた。

 ってことはおいおい、あと3回、つまり竹内結子・木村佳乃・常盤貴子の巻が続くのかよ──そういう危惧は、アナタのみならずワタシも抱いてましたが、ご安心を。この3人については今回1回でまとめて片付けちゃうから。いや、彼女たちの主演作3本の中には、深キョンの「初めて恋を」やマキヨーの「よつ銀」ほどあれこれ語れるドラマがなかったもんでね。

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