なんだかイメージが違う「よつば銀行」の「真木よう子」 原因は“不気味の谷”?

エンタメ 2019年2月27日掲載

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 コラムニストの林操氏は前回のコラムで、主演女優のアラフォー化として、深キョン主演の「初めて恋をした日に読む話」(TBS系)を取り上げた。今回は真木よう子主演「よつば銀行 原島浩美がモノ申す!~この女に賭けろ~」(テレビ東京系)だ。

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●深田恭子(36):「初めて恋をした日に読む話」(TBS系・火曜夜10時~)
●真木よう子(36):「よつば銀行」(テレ東系・月曜夜10時~)
●竹内結子(38):「QUEEN」(フジテレビ系・木曜夜10時~)
●木村佳乃(42):「後妻業」(関西テレビ/フジテレビ系・火曜夜9時~)
●常盤貴子(46):「グッドワイフ」(TBS系・日曜夜9時~)

 ……と、アラフォー女優が主演の連ドラが雨後のタケノコなこの1~3月期、勝手かつ非礼ながら「アラフォークール」呼ばわりしつつ、まず「どうするどうなる深田恭子」の巻をお送りしたのが前回だったわけですが、それに続く今回は原島浩美こと真木よう子の現状などご報告。

 まずは「よつば銀行」という作品の話から始めましょう。タイトルを知ったときに浮かんだ一言は「ダメだこりゃ」。「よつば銀行 原島浩美がモノ申す! ~この女に賭けろ~」。寿限無かピカソかっていう長いタイトルは、制作サイドの焦点の絞れてなさを如実に語っていて、商品名として不出来も不出来でしょ。

「原島浩美がモノ申す!」だけ見ても、「花咲舞が黙ってない」(日本テレビ系/2014・15年)とよく似てて、中身の大枠も女銀行員が銀行や金融、融資先の企業の理不尽に立ち向かう物語だと聞かされれば、今さら二番煎じかよと思うし、その「花咲舞」からして「半沢直樹」(TBS系/13年)の2匹目、3匹目のドジョウだもの。「よつ銀」は、複製複写を繰り返した劣化コピーのように受け止められかねない。実際、ワタシの知り合いにも「よつ銀」の原作が「半沢」「花咲」と同じ池井戸潤の小説だと思い込んでるのがいた。

 ホントの原作は池井戸の銀行モノ小説より10年も前に連載が始まってたマンガ(周良貨作・夢野一子画)。その原作の題名である「この女に賭けろ」まで副題に詰め込んだあたりには“池井戸金融モノじゃないよ”という制作側の言いわけも感じられるんだけれど、ことドラマの話に絞れば「半沢」「花咲」と続いてきた後に出てきた作品ゆえ、オリジナル感は極薄。当然、放送開始前の期待も極薄でした。

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