グッドワイフに出演「小泉孝太郎」はTBSのお気に入り 真っ直ぐな演技への評価は?

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 デイリー新潮では「常盤貴子『グッドワイフ』の視聴率が2ケタ割れ 評判いいのにナゼ数字が取れない?」(2月3日)で、佳作の「グッドワイフ」の視聴率がなぜ伸びないかを分析した。17日に放送された第6話の視聴率は9.5%(ビデオリサーチ調べ:関東地区、以下同じ)と、前週の視聴率8.5%から1.0ポイント回復したものの、今だ1桁――。

 実はもうひとつ、ドラマの評価を下げる要因がある。……小泉孝太郎(40)だ。

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 言わずと知れた元首相・小泉純一郎(77)の長男にして、次代の首相候補として人気ナンバーワンの小泉進次郎代議士(37)の兄である。芸能記者が懐かしがる。

「政治家になることを父に反対されていた孝太郎が役者を目指し、石原プロモーションの“21世紀の裕次郎を探せ!オーディション”に応募したのは2000年のこと。残念ながら身長180センチ以上という応募規定を満たせず(孝太郎は177センチ)落選するのですが、その翌年に純一郎さんが首相に就任。孝太郎にも注目が集まり、芸能事務所は争奪戦に。2002年にデビューするわけですが、首相の息子が役者デビュー、しかも二枚目で清潔感もある好青年ということでずいぶん注目されました。当初、彼は父の在職中だけの客寄せパンダかと思われがちでしたが、そうではなかった。20年近いキャリアを積んで、ドラマのキーパーソン的な役を務めることも増えています」

 放送中の「グッドワイフ」(TBS系)でもそうだ。東京地検特捜部長の夫(唐沢寿明[55])が逮捕され、専業主婦だった妻(常盤貴子[46])が16年ぶりに弁護士に復帰。その弁護士事務所で、司法修習生時代からの同期が孝太郎であり、その当時から常磐に思いを寄せていたという役どころである。他局のプロデューサーは言う。

「このドラマは、夫の無実を晴らすという大きな筋があるものの、それと同時に毎週起こる案件に常磐が立ち向かい、そんな彼女にピッタリ寄り添うのが孝太郎。正直言って、常磐の同僚としては、なんだか釣り合わないんですよね。それでも、昔からTBSは、孝太郎を重要な役につけたがるんです」

 たしかにTBSは、2時間ドラマ「ミステリー作家・朝比奈耕作シリーズ」で孝太郎を主演につけているし、ヒット作「下町ロケット」(2015年)や「ブラックペアン」(18年)では敵役にも挑戦している。

「福澤克雄監督(55)の『下町ロケット』と『ブラックペアン』で、孝太郎は続けてヒール役を演じましたね。爽やかな好青年役ばかりだった孝太郎がヒール役に起用されたことが話題になり、評価もされました。他局では、まず孝太郎のイメージに合わないので、ヒールで使おうとは思いませんが、福澤監督が気に入ったばかりでなく、TBSは彼を重用するんですよ。孝太郎とTBSの“絆の深さ”は昔からですよ」(同・他局プロデューサー)

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