内山理名が「フルーツ宅配便」で“薄幸のデリヘル嬢”を好演 事務所の看板女優復活?

エンタメ 芸能 2019年2月23日掲載

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 開き直ったテレ東ほど怖いものはない――と誰が言ったか知らないが、今クールの深夜ドラマで最もオススメなのが、金曜深夜の「ドラマ24」枠で放送されている「フルーツ宅配便」だ。派遣型風俗、いわゆるデリバリーヘルス(デリヘル)で働かざるを得ない男女を描く異色作で、初回(1月12日放送)のゲストが内山理名(37)。借金まみれでDV被害者のシングルマザーと、これぞ内山と呼べる演技で、ドラマ自体も勢いづいた。そして彼女自身も所属事務所の看板女優として復活の兆し、なんて声も聞こえてきて――。

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 ドラマ「フルーツ宅配便」は、「ビッグコミックオリジナル」で連載中の同名マンガが原作。東京で就職したものの、会社が倒産して故郷に帰ってきた咲田(濱田岳)が、知り合いのミスジ(松尾スズキ)とたまたま再会したことから、彼の経営するデリヘル「フルーツ宅配便」で店長見習いとして働くことに。そこには、ミカンやイチゴ、レモンといった、フルーツの源氏名を持つ女性達がいた。

 深夜ドラマとはいえ、風俗の世界を実写化するのはなかなか難しい。しかも、その監督には、“怒りの映画監督”こと若松孝二に師事し、「凶悪」(2013年)や「日本で一番悪い奴ら」(16年)、「孤狼の血」(18年)、「止められるか、俺たちを」(18年)といったワイルドな作品で定評がある白石和彌も名を連ねている。

 これを「孤独のグルメ」や「バイプレーヤーズ」などの枠である「ドラマ24」で流しているのだ。

「テレ東も相変わらず冒険してますね。けれど、これが面白いと業界でも評判なんです」(他局ディレクター)

 その初回のゲストが内山。夫からのDVで、就寝中に熱したアイロンを顔面に当てられて顔の半分を大ヤケド。おかげで離婚はできたが、まだ小さい娘を抱えながら、夫の借金まで背負い込むハメに。そこでデリヘル嬢として働く決心をして「フルーツ宅配便」にやって来る。“ゆず”なる源氏名で働き始めるも、いくらワンレンのロングヘアでヤケドを隠したところで、すぐにバレてチェンジの繰り返し。稼がねばならない彼女は、禁じられている“本番”サービスで客を食い止める――という役柄なのである。

「あの内山理名ですよ。最近は連ドラ主演も滅多になく、17年にNHKの『マチ工場のオンナ』は地上波で10年ぶりの主演を務めたくらいです。とはいえ、2000年代初頭まではドラマでバリバリの清純派として活躍していましたからね。それが、よりによってテレ東でデリヘル嬢役なんて……と思って見てみたら、いいんですよこれが。シングルマザーのデリヘル嬢という役どころに、リアリティがあるんです。以前から、元カノ役とか、嫉妬に狂う女とか、心に闇を持ったちょっと重い役が多かったですからね。彼女には薄幸な女性が似合う……」(同・他局ディレクター)

 内山にしてみたら、褒められているのか貶されているのか戸惑うような評価だが、そこは彼女自身にも思い当たるところがあるようなのだ。

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