大ヒットでバレた「ボヘミアン~」監督の性犯罪 余罪続々、大学名簿から削除

エンタメ 映画 週刊新潮 2019年2月7日号掲載

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 清く正しく生きている人以外は、下手に注目を浴びるのも善し悪しであるようだ。先日も、福男になったばかりに不倫がバレた御仁がいたが、こちらの映画の注目度は福男の比ではない。おかげであぶり出されたのは「性犯罪」である。

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 なにしろ、興行収入が8億ドル(約850億円)を超え、日本だけでも100億円に達したのである。

「終盤のライブ映像を目にしたときは、立ち上がって拍手をしたくなったほどで、鳥肌が立ちましたね」

 辛口で知られる映画評論家、北川れい子さんが、そう称賛するのだ。

「実話をベースに多くの人が共感でき、かつ耳に馴染んだ曲が流れるという音楽的効果もある。クイーンのボーカル、フレディ・マーキュリーの魅力もあるのでしょうが、稀に見る素晴らしいできの作品です」

 続けて、ブライアン・シンガー監督(53)を、

「マーキュリーにシンパシーを感じて描いている」

 と評するが、1月23日刊の米誌「The Atlantic」がこの男の“性的虐待”を報じたものだから――。在米ジャーナリストの話。

「シンガー監督は2003年、シアトル在住の当時17歳の少年をレイプしたとして、この少年に訴訟を起こされていて、事態を把握した20世紀フォックスに解雇されていたのです。同誌は、これまで知られていなかった被害者に取材したほか、20年ほど前に肉体関係を結んだという当時の少年たちの談話が、複数掲載されていました」

 要は、「ボヘミアン・ラプソディ」も、8割方撮り終わったところで降板させられていたわけだ。こうなると、ところてん式に“余罪”が明らかになるもので、

「98年の映画『ゴールデンボーイ』に出た13歳を含む当時の未成年3人から、裸の写真を撮られたなどの理由で、14年に訴訟を起こされていた。しかも、映画での起用をチラつかせながら性的関係を迫られ、心身ともに消耗した子もいたとか。同じ年にはドラッグを強要されたうえで暴力的にセックスさせられたとして、別の男性からも提訴されていました。ほかにも同様の例があるようです」(同)

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