大関見送り「貴景勝」はいつ横綱に? 父語る“23歳のうちに…”

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安定した強さ

 三代目若乃花(現・花田虎上(まさる))以来、19年ぶりの日本人横綱となった稀勢の里。貴景勝はそれに続けるか。

 相撲ジャーナリストによれば、

「ここ最近の成績を見ると、貴景勝は安定した強さがあります。稀勢の里が引退し、白鵬、鶴竜は休場続きで、落ち目なのは明らか。横綱不在の状況で、貴景勝が毎場所、優勝争いに絡んできても不思議ではない。3月場所で大関に昇進したら、年内にまだ4場所残されている。横綱になる条件は、2場所連続優勝か、それに準ずる成績を収めること。朝青龍は大関在位3場所で横綱になりました。世代交代というタイミングでもありますし、貴景勝の年内の綱取りもあり得るのです」

 貴景勝の父、佐藤一哉さんに聞くと、

「千秋楽のあとに電話をしたら、本人も“3月場所は絶対に大関をモノにしなくちゃいけない”と意気込んでいました。ですから、次こそは決めてくれると信じています。“横綱”という言葉について、角界入りしてからは軽々しく口にしないようになっていました。でも、小学校の卒業文集には、17歳で関取、18歳で三役、20歳で横綱になると書いていた。実際は、19歳で関取、21歳で三役になりました。ですから、その間隔で、今年は無理でも、23歳のうちに横綱になってくれるのではないかと期待しています」

 近いうちに、貴景勝時代の到来か。

週刊新潮 2019年2月7日号掲載

ワイド特集「縁は異なもの味なもの」より

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