大関見送り「貴景勝」はいつ横綱に? 父語る“23歳のうちに…”

スポーツ週刊新潮 2019年2月7日号掲載

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 稀勢の里の引退で、再びモンゴル人横綱だけになった相撲界。国民1億人が日本人横綱の誕生を待ち望んでいるが、最も期待を寄せられているのが貴景勝(22)だ。しかし、今場所での大関昇進はお預けに。果たして、いつ横綱になれるのか。

 大関昇進の目安となるのは、「直近3場所を三役で33勝以上」。

 貴景勝は、その目安をクリアしたものの、大関昇進は見送られた。

 スポーツ紙の相撲担当記者が解説する。

「昨年の秋場所が9勝で、初優勝した九州場所が13勝。そして、今場所は14日目で11勝を挙げた。33勝目を達成したところで、相撲協会の審判部は臨時会議を開きました。結果、秋場所が9勝どまりだったことなどを理由に千秋楽での白星が昇進の条件にされ、結局、豪栄道に完敗を喫したためにお預けとなりました」

 しかし、次の3月場所で2ケタ勝利を挙げれば、大関昇進は確実だという。

「白鵬をはじめ上位力士が30代ばかりで、次の時代を担う力士の育成が急務となっています」

 とは、元NHKアナウンサーで東京相撲記者クラブ会友の杉山邦博氏。

「その点、貴景勝は世代交代の旗頭として期待される存在です。彼は元親方の貴乃花譲りで、引いたりはたいたりせず、真正面から攻め込む相撲に徹している。175センチと上背はないものの、稽古の賜物で肩や胸板ははち切れんばかりに盛り上がり、下半身はどっしりと重い。その身体を使って、下からグッと押し込む取組は本当に力強いものがある。いまの相撲を続けていれば、綱取りへの道は自ずと開けてきます」

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